投稿者アーカイブ:岡本全勝

安倍元総理国葬

2022年9月27日   岡本全勝

今日は、安倍元総理の国葬に、武道館まで行ってきました。総理にお仕えした次官ということで、招待されたようです。
生前の安倍総理の活躍が、映像で流れました。総理がピアノで、大震災復興の歌「花は咲く」を弾かれ、それが流れる中での映像です。内政と外交それぞれについてで、内容の濃いものでした。

内政のかなりの部分が、東日本大震災からの復興でした。安倍総理の国内出張の多くは被災地視察と応援でしたから。総理にお願いして、何度も被災地に行ってもらった甲斐があります。
福島の被災地の市町村長たちも参列していて、久しぶりに話を交わしてきました。岸田総理にも「福島の市町村長を呼んでいただき、ありがとうございます」とご挨拶しました。

エリザベス女王の国葬ではマスクをした人がいませんでしたが、安倍元総理の国葬では外国からの参列者を含め全員がマスクをしていました。
式は14時から始まり、儀式本体は1時間15分ほどで済んだのですが、参加者全員が献花したので、終わったのは(私たちの組が最後で)18時でした。
追悼、安倍元総理

保育所の機能拡大

2022年9月27日   岡本全勝

9月15日の日経新聞夕刊に「保育所、子育ての多機能拠点へ」が載っていました。

・・・親が希望しても保育所に入れられない待機児童が2022年4月、全国で2944人と過去最少になった。施設整備が進んだうえ子どもの人口が減り、希望すればみな保育所に入れる時代が目前に迫っている。そこで課題になるのが余力のある保育所をどうするかだ。これまでの就労家庭への支援施設としての役割を捉え直し、地域全体の子育て支援に役立てようとする動きが広がりつつある・・・

事例として、仙台市の保育園が子ども食堂を行っていることが紹介されています。園児でなくても、18歳以下の子どもを育てていたら利用できます。大人は300円、子どもは無料です。

親が働いていたりして子育てが難しい場合に子どもを預かるのが、保育所の役割でした。しかし、子育て支援という視点に立てば、困っている親は他にもいます。次のような支援を期待します。
・働いていない親でも、週に何回かは預かって欲しい。
・子どもが熱を出した場合。
・障害がある子どもの支援。
・相談する相手がいない親への支援。

幕張本郷の相撲部屋

2022年9月26日   岡本全勝

昨日で大相撲の秋場所が終わったのですが、幕張本郷駅で夕方に、相撲取りに会うことがあります。何だろうと思って調べたら、駅の近くに相撲部屋があるのです。阿武松部屋でした。

両国の国技館から帰ってきたところでしょうか。総武線で一本ですから、便利です。
その時間帯に帰ってくるのですから、まだ番付は下の方でしょうか。すれ違うと、鬢付け油の良いにおいがします。

菊澤研宗著『組織の不合理ー日本軍の失敗に学ぶ』

2022年9月26日   岡本全勝

夏に、野中郁次郎著『『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか』を読んでいたら、積ん読の山から、菊澤研宗著『組織の不合理ー日本軍の失敗に学ぶ』(2017年、中公文庫)が出てきたので、合わせて読みました。この本は、2001年に単行本として出ています。

この本も、日本軍の失敗を経営学から分析した本です。『失敗の本質』など多くの分析は、「合理的なアメリカ軍に対して、非合理的な日本軍」という構図で説明します。しかしこの本は、日本軍幹部の判断はそれぞれの立場で「合理的」であったという視点に立ちます。
分析手法として、新制度派経済学を使い、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論を使って、日本軍の不条理な判断がそれぞれの立場では合理的であったと分析します。主流の経済学は、人間が合理的に判断することを前提としますが、実際には人間は完全な合理的な動物ではありません。詳しくは本を読んでいただくとして。

文庫本のまえがきに、組織の不条理が3つ整理されて示されています。
1 個別合理性と全体合理性が一致しない場合。個々人や個別組織が全体合理性を無視して、個別合理性を追求し、全体が非効率になって失敗する。
2 効率と倫理が一致しない場合。個々人や個別組織が倫理より効率性を追求し、結果として不正となって失敗する。
3 短期的帰結と長期的帰結が一致しない場合。個々人や個別組織が長期的帰結を無視して短期的帰結を追求し、長期的には失敗する。

この指摘には、納得します。私も実例を見てきました。この失敗に陥らない方法は、「この判断は、10年後や20年後に評価されるか。問われた場合に、胸を張って説明できるか」です。「閻魔様の前で胸を張れるか

長谷川公一先生

2022年9月25日   岡本全勝

長谷川公一著『環境社会学入門-持続可能な未来をつくる』(2021年、ちくま新書)を紹介します。「環境社会学入門」と銘打たれていますが、長谷川公一・東北大学名誉教授の「私の履歴書」でもあります。
先生が、山形県で生まれ育ち、東大に学び、東北大学で社会学を教えます。そして新幹線公害など環境問題を専攻し、環境社会学という分野を切り開かれました。

どのようにして社会学に出会ったか、そして環境社会学をつくり、みんなを巻き込んでいったかが書かれています。新しい分野を切り開いた先人の苦労は、勉強になります。
日本では、社会学もかつては欧米の学問を輸入するだけで、大学教授が勤まりました。そしてそのような理論社会学は、日本の現実問題を扱わないのです。環境社会学は、日本に起きている現実の問題を取り上げ、取り組みます。

実は長谷川先生とは、東大で学んでいる頃(半世紀前です)共通の知人を介して、知り合いだったのです。私はすっかり忘れていました。すみません。
実用の学と説明の学」という分かりやすい切り口を、先生に教えてもらいました。
10月1日には、お招きをいただき、尚絅学院大学の公共社会学フォーラム「震災復興と公共社会学」に出演します。