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早稲田大学政友会講演


早稲田大学政友会での講演参加者から、24通ものメッセージが届きました。いくつかを紹介します。
「話の具体例がわかりやすく、新聞などでは理解できなかったことが明確になりました。」
「経済成長のもと、「使う自治」のみで「集める自治」をしてこなかった、という指摘はもっともだ。民主主義には、住民の意識が必要ですね。」
「三位一体改革が、日本を変える方法の一つだということがわかりました。三位一体改革が成功することを祈っています。」
「官僚が「増税以外にこの財政状態の解決法がない」と、はっきり発言することに驚きました。」
「経験に基づいた話が、おもしろかった。1時間以上、まったく飽きずに聞けた。」
「今まで出席した講演会の中で、最もおもしろかった。」
お世辞でもうれしいですね。
「また来てください」や「慶應大学でもお願いします」といった声もありました。喜んで行きますよ。

進む改革、進まない原稿

今日は、「進む三位一体改革:成果と課題」の原稿書きをしました。そのときどきには、このHPに日記風に記録してあるんですが、通して原稿にすると、穴だらけで。しかも、今の職場は財政を離れているので、資料の整理もままなりません。
平日、特に国会開会中は部屋にいません。部屋にいるときは、本業のほかに、記者さんや地方団体からの訪問者がひっきりなしで、そのお相手で、一日が終わります。ありがたいことです。ある人曰く、「喫茶岡本」。でも、この名前は、総務部長の時ももらってました。お茶を出す秘書さんが、大変で申し訳ないのですが。
夜や休日もいろいろな理由で潰れて・・。それに休日は、このHPの整理もしなければなりません。日記が増えて、それを項目別のページに移し替えているんです。例えば、「新地方自治入門補足5」「明るい係長講座メモ2」。今日で総ページは165になりました。

早稲田大学(牛丸先生・地方財政論)講義

23日は、早稲田大学政治経済学部で地方財政論(牛丸教授)の1コマをいただき、「地方財政の仕組みと三位一体改革」をしゃべってきました。200人を超える学生で、教室は大盛況でした。

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私語もなく、熱心に聞いてくれました。ノートを取るだけでなく、テープレコーダを回す人まで。最近の学生は真面目ですね。感心しました。質疑の時間も、なかなか鋭い質問が出ました。ありがとうございました。

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実は、娘も聞きに来ていて、少々緊張してしゃべったのでした。娘によると「父親の話は理解できた」、娘の友人によると「佳子のお父さんはおもしろかった」とのことです。

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国の財政の全体像・分析

6月22日読売新聞に、「特別会計見直し本格化」の記事が載っていました。一般会計予算82兆円の他に、特別会計予算が合計387兆円あるとのことです。母屋より離れの方が、はるかに大きいのです。重複があるので、純計額はもっと少ないとはいえ。
ことほど左様に、わが国の国家財政は、全体像も各論もよくわかりません。地方財政の場合は、特別会計がいくつあろうと、普通会計と企業会計に分別して、集計し公表しています。また、普通会計にあっても目的別だけでなく、人件費や投資的経費など性質別にも分類して公表しています。決算もです。一方、国家財政の場合、特別会計を含めた全体像は不明ですし、決算も予算も性質別にはでてきません。人件費がいくら使われ、いくら余ったかもわかりません。
記事では、これまでの特別会計を利用した「特会とばし」や「隠れ借金」という手法が、批判されていました。財務省が改革に乗り出し、「予算削減を求めるだけでなく、情報を透明化して、各省庁に自己改革を促す」と書かれています。ある記者曰く「でも、これまでそのような予算編成をしてきたのは、財務省(大蔵省)ですよね?」

早稲田大学政友会講演

5月22日:地方財政学会報告は、日本地方財政学会のページへ。
6月 4日:政策研究大学院講義①
6月18日:政策研究大学院講義②

今日は、早稲田大学政友会で講演をしてきました。40人近くの熱心な学生たちが、集まってくれました。質問も幅広い、的を射たものでした。時間がなくて、私の意図が十分伝わったか心配です。というより、何回やっても、人前でしゃべることは難しいですね。