総務省が、「ユビキタス特区に関する提案の募集」を始めました。これは、
ICT産業の国際競争力を強化するため、電波利用の特例を設け、新たな電波利用の開発実験をするものです。そこで、固定通信、移動通信、コンテンツ及びアプリケーションが融合した世界最先端のサービスの開発を行います。
おもしろい試みですね。電波(周波数帯)は有限なので、国家が管理しています。その一部を開放して、民間の知恵を出してもらおうというものです。官が土俵を設営して、民に競ってもらうのです。企画段階での、民間活力の利用です。
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800,000番
今日お昼に、800,000番を通過しました。午後、職員が教えてくれました。「お昼休みに、すごく上がったようです」と。ゲットしたのは、奈良県明日香村の福井さんです。昼休みに見たら、偶然800,000だったそうです。幸運ですね。きっと、このほかにも良いことがありますよ。ところで、福井さんの住まいは、私の生まれ育ったところの、すぐ近くです。「次はゲットしますよ」との挑戦状・決意表明をしたN君やF君、どうした。

気候と経済
2日の東京新聞と朝日新聞によると、今年の猛暑(もっとも、7月は冷夏でした)と商品の売り上げとの関係は、次のようでした。
清涼飲料水は過去最高、エアコンと扇風機も売れ行き好調。長袖のパジャマが売れた!冷房をつけたまま寝る人が、寝冷え防止に買ったとのこと。インスタントラーメンとカップ麺が売れたのは、台所で長時間火を使いたくないから。一方、売れなかったのが、ゴキブリなどの殺虫剤と、虫刺され用のかゆみ止め。猛暑で、虫も夏ばてしたらしい。うーん、世の中わからないものですね。
大部屋と雑然とした職場
日本のマスコミや官庁では、うずたかく書類が積み上げられ、その谷間で仕事をしている。一方、ドイツでは職場は整然としている。もちろん、ドイツ人にもだらしない人はたくさんいる。その理由として、ドイツでは、大臣でも記者でもパン屋さんでも、3週間の夏休みを取る。そのためには、「代理」が必要になる。すると、資料は整理する必要がある。また、代理を立てるためには、ジョブ・ディスクリプションが必要である。
日本では、大部屋で責任分担が明確でない。各人が私物化した資料が積み上がり、他者に対して立ち入り禁止宣言している状態になる。代理も立てられない。「他人をもって代え難い」が優秀さになる。
私なりに紹介すると、こうなります。我が意を得たりです。詳しくは、原文をお読みください。
デフレの慣性2
1日の朝日新聞変転経済は、「ファンド旋風」でした。1990年代後半、不良債権処理に悩んでいた日本に、ファンドが入ってきました。機関投資家や富裕層から集めた資金を運用する、投資のプロです。
破綻した旧長銀や、宮崎のリゾート施設シーガイアなどを買収し、立て直し、そして自らも利益を得ました。それまで、金融機関(メインバンク)が担っていた、融資先の支援や再生を、ファンドが担ったのです。リップルウッドの最高責任者コリンズ氏は、「日本のバブル経済をつくった人たちは、新参者によって過去の過ちが暴露されるのを怖れ・・」と述べています。
もっとも、買収先の経営に関心を示さず、利益追求のみをするファンドもあるようです。