今日は、日大大学院第4回目の講義。順調に進んでいます。今日は、行政改革の歴史と分類を、お話ししました。このホームページにも、「行政改革の分類」に載せてあります。そこに載せた表「行政構造改革の分類」は、私のオリジナルで、他にないと自負しています。もちろん、一人でこれだけの改革実績を整理するのは、限界があります。しかし、近年の歴史を見て全体像を把握するためには、必要な「地図」だと考えています。表は、さらに加工し、差し替えました。
広い範囲でたくさんの項目を載せてあるので、それぞれの改革について説明を始めると、とても時間が足りません。今日は駆け足で、解説しました。
(授業の補足)
授業中に紹介したのは、川喜田二郎著『発想法』(1967年、中公新書)です。私の方法は、「知的生産の技術」、「明るい係長講座」中級編p59。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
フランスは日本漫画の最大輸入国
10月8日の読売新聞「緩話急題」、鶴原徹也記者の「MANGA仏訳1200作品」から。
・・MANGAがフランスを席巻している。同国で昨年出版された漫画本の実に4割が日本漫画で、1200作品以上が仏訳され、計1300万部を超えた。これまでに仏訳された日本人漫画家は、少なくとも450人にのぼる・・
「フランスは日本漫画の最大輸入国です」。超エリート校、パリ政治学院のジャンマリ・ブイス教授(60)が語る・・教授によると、日本漫画の成功は「親と 役人の干渉がなかったこと」。漫画家は10代前半の子どもを喜ばせるために何でも描いた。一方、仏漫画や米漫画は、検閲のため制約が多くあった。「奔放さ こそが日本漫画発展の土台です」と言う。
パリ近郊で毎年開かれる漫画、アニメを中心とする「ジャパン・エキスポ」は11年目の今年、入場者が18万人を突破した。フランス有数の集客イベント、パリ国際モーターショーに迫る勢いだ・・
すごいことですね。
異業種交流・新聞記者
今日は放課後に、新聞記者さんと懇談。日本を代表する新聞の政治部記者さんたちなので、彼らの仕事が終わるのを待って、やや遅い時間から開始。自治省時代からの長い付き合いで、いろいろと遠慮のない話で盛り上がります。お酒が飲めない人もいて、結構まじめな話になります。
日本の政治と行政の問題は何か、これからどこを変えるべきか、などなど。異業種交流は、勉強になります。ありがたいことです。
トクヴィル
富永茂樹著『トクヴィル-現代へのまなざし』(2010年、岩波新書)を読みました。近年、トクヴィルがよく取り上げられます。極端に簡略化すると、自由と平等が進んだ社会がどのような病理を生むか、という視点からでしょう。19世紀前半に生きたトクヴィルが、現代を予測していたという視点です。宇野重規先生の著作も、かつて紹介しました(2010年5月5日の記事)。
富永先生のこの本も、鋭い切り口から、トクヴィルの著作と思想を分析しておられます。学生時代に、『アンシャンレジームと大革命』と『アメリカのデモクラシー』を読みましたが、こんなに深く考えが及びませんでした。前者はフランス語と英語で読み、後者は私にとって読みづらい翻訳だったというのが、言い訳です。その後、両方とも、読みやすい訳が文庫本で出たので、言い訳ができなくなりました(苦笑)。