17日の朝日新聞、沢村亙記者「風・人と人をつなぐKYのすすめ」が、次のような主張をしています。KY=空気が読めない、場の雰囲気に同調できない、困った人についてです。
・・フランスでは、至る所にKYがいた。どんなに行列ができようと窓口で苦情を押し通す客。討論番組では、相手にお構いなく言いたいこと言う参加者で、いつも終了時間がオーバーした。「他人との違い」を示すことこそ、自己の最大の存在理由ーー。そんな個人主義が根を張る社会が、不思議なことにバラバラにならない・・
そして、不法滞在者や外国人受け入れについての取り組みを、紹介しています。
なるほどと思いました。私もついつい「あいつは、空気が読めないなあ」と発言するのですが。KY批判も、一歩間違うと、組織への過度の同調強制に、陥るおそれがあります。特に日本の歴史を振り返ると、国家や会社への同調が行き過ぎると、危ないですね。
これは、官僚組織の変わり者の発言です
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謝る相手は・・
17日の朝日新聞「耕論・リサイクルのあり方」、製紙業界が再生紙の古紙配合率を偽って製造、販売していたことに関して、武田邦彦教授の発言から。
・・この世界は元もと、リサイクルがうまくいっていた。ちり紙交換で回収し、製紙会社が混ぜて作り、バランスのいいリサイクルができていた。ところが、政府が調達するコピー紙は配合率100%、印刷紙は70%でないと買わないといって、おかしくなった。100%は技術的に難しいのに、そうでないと買ってもらえず、ごまかしが起きた。
製紙業界は、市民に謝るべきなのに、役所に謝っていて、おかしい・・
公設民営
インターネット黎明期
16日の朝日新聞変転経済は、インターネット黎明期でした。1990年代前半に商用利用が始まったインターネットは、今や仕事や暮らしに欠かすことのできない道具になりました。しかし、記事によると、国際標準化機構で承認され、政府が推奨した規格は広がらず、非主流の技術者によるものが広がったのだそうです。そこでの苦労が書かれています。
一般向けに、インターネット接続ソフトを組み込んだ「ウインドウズ95」が発売されたのが、1995年です。私が、『明るい係長講座』で、ファックスの便利さを述べた後、「アメリカのオフィスでは、職員一人ひとりにパソコンが与えられ、すでに電子メールの時代になっています。そこでは、電話がりんりん鳴ることもありません。朝出勤すると、職員はまずメールを開いて、届いた文書を見るのです・・」と書いたのが、1996年でした。当時、職員と「いつになったら職員全員にパソコンが配備されるのかねえ」と、議論した記憶があります。
今や、職場はもちろん、家庭でも数台入っている時代になりました。そして、インターネットに接続されています。まだ、10年ちょっとしか、経っていないのですね。