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官庁での官民連携

復興庁では、民間の力をお借りして復興を進めるため、そして民間活動を支援するために、「企業との連携」と「ボランティア活動(個人ボランティア、NPO、公益法人など)との連携」を模索しています。そのための組織もつくりました。成果は、まだこれからですが。
各府省が、どのように民間活動と連携しているかを知るために、そのようなことを掲げている府省内の組織を調べてもらいました。業界指導を行っている課室はたくさんあるのでしょうが、そうではなく、公共活動振興としての民間連携を探しました。そのようなことを取りまとめた資料が、見あたらなかったので。すると、次のような課室がありました。

(企業連携を行っている組織)
内閣府民間資金等活用事業推進室(PFI室)
国土交通省総合政策局官民連携政策課(PPP/PFI)
国土交通省都市局まちづくり推進課官民連携推進室(都市再生における官民連携)
国土交通省港湾局振興課官民連携推進室
農林水産省食料産業局産業連携課(6次産業化等)
文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課(産学連携と地域連携)
外務省国際協力局開発協力総括課(企業との連携)

(ボランティア活動連携を行っている組織)
内閣府大臣官房市民活動促進課(NPO)
外務省国際協力局民間援助連携室(日本の国際協力NGOとの協力・連携)
まだまだ、あると思います。教えてください。このほかに、地域活動との連携もあります。これも調べて、報告しましょう。(2012年6月21日)

(各府省発行のメルマガ・その1)
先日、「各府省での官民連携組織」を紹介したので、今日は、「官庁でのメールマガジン」を紹介します。復興庁では「企業連携メルマガ」をつくっています。メルマガの仕組みは、総務省が子ども向けに紹介しています。
これも、職員が調べてくれたものです。どこかで、すでに調べている人がいるかもしれません。ご存じでしたら、教えてください。
内閣府
カエル!ジャパン通信」(男女共同参画局)
内閣府子ども・若者通信~よりそい」(共生社会政策統括官)
原子力委員会メールマガジン」(原子力委員会)
総務省
各地方通信局においてメールマガジンを発行
(例)東海総合通信局
外務省
ODAメールマガジン
いっしょに国連
最新渡航情報メールマガジン
わかる!国際情報
続く。(2012年6月24日)

(各府省発行のメルマガ・その2)
早速、追加です。消費者庁の知人から、訂正を申し入れられました。
消費者庁
子ども安全メールfrom消費者庁
主に0歳~小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を、毎週木曜日にお届けしています。
リコール情報メールサービス
このメール配信では、リコール情報を一元的に集約して提供いたします。
このメールに掲載されているリコール対象商品が、身の回りにある場合は、すぐに使用をやめ、リコールを実施する事業者の案内を確認のうえ必要な対応を行ってください。
ここからが、昨日の続きです。
財務省
「新着情報メールマガジン」「税制メールマガジン」「個人向け国債メールマガジン」共通URL
文部科学省
「新着情報メールマガジン」「マナビーメールマガジン」「初中教育ニュース」「大学改革GPナビ」共通URL
厚生労働省
厚労省人事労務メールマガジン
農林水産省
「農林水産省メールマガジン」等数十種類あります。各府省の中で、最も多いのではないでしょうか。共通URL
続く。

東北地方の特産品

被災者や被災地を支援する方法は、いくつもあります。今日紹介するのは、東北地方の特産品を買うことによって、地域を応援することです。
東北活性化研究センターが、特産品カタログを作りました。カタログの最後のページに、アンテナショップも載っています。ご関心ある方はどうぞご覧になって、お買い求め下さい。

復旧指数

総合研究開発機構(NIRA)が、東日本大震災復旧・復興インデックス「データが語る被災3県の現状と課題Ⅱ」を発表しました。
この指数は、①被災地での生活を支えるインフラの総合的な復旧度を示す「生活基盤の復旧状況」指数と、②被災した人々やその地域の生産・消費・流通などの状況を総合的かつ時系列に把握する「人々の活動状況」指数の2つからなっています。それぞれ、震災直前の状況を100とした指数です。
この指数で見ると、かなり復旧してきていますが、なお進んでいない部分がわかります。このようにして、数値化するとわかりやすいです。
もっとも、各指標をどのように総合(足し算)するか、数値化できない分野をどう扱うかという問題もあります。

ウイルスの感染が人類を進化させた

すごくおもしろかったので、シャロン・モレアム著『迷惑な進化-病気の遺伝子はどこから来たのか』(2007年、日本放送出版協会)、フランク・ライアン著『破壊する創造者-ウイルスがヒトを進化させた』(2011年、早川書房)、山内一也著『ウイルスと地球生命』(2012年、岩波科学ライブラリー)を、立て続けに読みました。といっても、寝る前の布団の中で、他の本に道草を食ったりしているので、1か月くらいかかりました。
一つ目の本は、ある種類の病気になる遺伝子を持った家系・民族がいます。なぜ、そんな家系が続いてきたのか。それは、その病気の遺伝子が、別の病気を防いでいるという説です。
そして3冊とも、ウイルスが生物を、人類を含めて進化させてきたことを論じています。ヒトの遺伝子の多くの部分が、ウイルスが感染して残ったものであること。突然変異だけでなく、ウイルスが感染することで、遺伝子が合体し変化して、種が進化するのだそうです。へ~。
私の解説では、これらの本の内容を十分に伝えられないので、ご関心ある方は本をお読みください。

すると、進化の系統樹は、太い幹が順に枝分かれしたのではなく、いろんなところで「交差」することになります。
進化によって、いろいろな種ができ、置かれた環境で生き残ったものだけが、存在することになります。そのほかの多くが発育できないか、死に絶えます。こんな話を聞いていると、人類があるのは偶然であり、生き残っていることが奇跡であること、ウイルスにとって宿主(ヒトもその一つ)が死に絶えようが、病気になろうが「知ったことではない」こと、健康な状態は「希な」ことなどなど。考えさせられます。

津波被害地のまちづくり

津波被害を受けた地域では、集団で住宅を移転したり、新しく街並みをつくるための作業が進んでいます。住民合意ができ、計画ができたところを公表しています。その一覧表を、復興庁のホームページに載せています。まだまだ多くの地区が、合意に向けての作業中です。