投稿者アーカイブ:岡本全勝

寒い5月

2018年5月8日   岡本全勝

大型連休が終わり、東北新幹線の車窓から見える関東平野は、田植えが進んでいました。福島県内は、田植えはまだのようですが。
4月には、30度の日が続きました。今日8日は、福島の気温は10度あまり。冬に逆戻りでした。
天気予報を見て、ハーフコートを着て来ました。正解でした。職員の中には、クールビズを実践して、寒そうな人もいましたが。
ホテルは、先月の暑さで、空調を冷房に切り替えたそうです。よって、部屋で操作しても、暖房にはなりません。毛布を貸してくれました。

この天気が、連休中でなくて良かったです。
カエルも、ビックリしているでしょう。新幹線の中からは、カエルの鳴き声は聞こえませんが。

手帳の書き込みと余白

2018年5月7日   岡本全勝

拙著『明るい公務員講座』で、仕事の管理は工程表で行い、時間の管理は日程表で行うことをお勧めしました。多くの人は、手帳で日程を管理しているでしょう。
私も、仕事については、秘書が日程表を作ってくれますが、私生活を含めて手帳で日程を管理しています。

で、手帳を見る際には、2つの観点から見ます。
まずは、書き込んである「業務の予定」です。書かれているのは、会議であったり、面談であったり、講義です。わたしにとっては、それが重要なのではなく、「次は、この準備をしなければならないな」と心構えをするためです。
「しなければいけないこと一覧」は別途作ってあるのですが、時間軸の中で準備作業の優先順位をつけなければなりません。これは、秘書に任せることはできません。

すると、手帳を眺めるもう一つの観点は、どこで自分の時間を確保するかです。手帳に書き込まれている「業務」でなく、書き込みがない白紙の時間を見るのです。「この時間帯に、あれを片付けよう」、「この準備は、この時間帯ででやるか」とです。
すると、手帳を見る際には、書き込みのある黒い部分でなく、書き込みのない白い部分が重要になります。
1日に何度か、このような視点から、手帳を眺めています。

勤務時間中だけ「労働を売っている仕事」なら、勤務時間そしてそのうちの業務の時間だけ、席に着いて仕事をしておれば良いのでしょう。しかし、企画立案を含む事務職では、そうはいきません。会議にしても、その時間帯に出席すれば良いのではなく、そのための準備が重要なのです。
すると、入っている予定の時間が重要な人と、入っている予定の時間の前の空き時間が重要な人に別れます。
学生も、授業時間に出席するだけではなく、その前と後の自習や、空いている時間に何をするかが重要になります。

桂離宮、修学院離宮

2018年5月6日   岡本全勝

この連休に、桂離宮修学院離宮に行ってきました。キョーコさんが申し込んだ参観申し込みに、当選したのです(いろいろと運の良い人です)。

二か所とも、一度は見てみたいと思っていました。日本の伝統的な美を代表する、庭園と建築です。見応えがあります。天気も良く、新緑もきれいでした。
職員による案内と解説がつき、よくわかりました。私の解説より、見学用の案内ビデオや、ウィキペディアの解説「桂離宮」「修学院離宮」をご覧ください。
よく残ったものです。木造の建築物と植え込みのお庭。保存と維持には、労力と費用がかかるでしょうが、後世に伝えたいものです。
修学院離宮の田んぼは、景観のために重要です。農地解放でいったん小作者に渡され、再度、買い上げたそうです。そして、耕作を依頼し、収穫物もその人たちの物になります。

さらに、久しぶりに京都御苑、京都御所にも。こちらは事前申し込み不要。大勢の人、特に外国の方で賑わっていました。
地元の人に教えてもらって、御苑にある閑院宮邸跡拾翠亭にも行ってきました。このような施設があるとは、知りませんでした。
御所の西にある、とらやで、季節のちまきと柏餅を買って、日本の休日は終わりました。

連休中もお仕事だった、サービス業、病院、交通、警察、消防の方々には、いつものことですが、感謝します。
お休みだった勤め人の方々は、明日から仕事に頑張りましょう。

異論の統一、国会の役割

2018年5月6日   岡本全勝

朝日新聞、5月6日の社説は「エネルギー計画 この議論で決めるのか」です。

・・・経済産業省が、今年夏に改定する「エネルギー基本計画」の骨子案を審議会に示した。国内外で逆風が強まる原発と石炭火力発電を基幹電源と位置づけるなど、4年前に決めた現行計画をほぼ踏襲する内容だ・・・
・・・国民の声に耳を傾けるプロセスも軽んじられている。
経産省は、ネットなどで受け付ける「意見箱」を設けた。原発の賛否は分かれ、再エネは大幅拡大を求める声が目立つが、そのまま印字した分厚い紙を審議会に配るだけで、議論の材料になっていない。エネルギー分野のNPOや消費者団体から、国民各層との対話の場を求める声も相次いだが、黙殺された・・・
・・・どんなエネルギーをどれだけ使うのか。望ましい方向に変えるには、個々の消費者や企業に適切な行動を促すことが欠かせないのに、こんなやり方で社会の理解が進むだろうか。
今からでも遅くない。市民やさまざまな団体、幅広い知見を持つ専門家らと意見交換する場を設け、活発な議論につなげるべきだ。重要な政策を鍛え直す機会を逃してはならない・・・

原発については、国民の間で意見が分かれています。今後のエネルギー政策をどうするのか、安定供給、安全、環境保全などの観点で、これが正しい唯一の答というものはないでしょう。しかし、どれかに決めなければならない。その際にどのような手順で決めるか。それは、国会です。国民の間にある異論を集約する機能と責任は、国会にあります。

この社説では、経産省、それも審議会が決めるかのように読めます。
かつて、審議会は、国民の意見を聞く、有識者の意見を聞く、関係者の意見を聞く場として活用されました。しかし、そのお膳立てを官僚がすること、結論もあらかじめ決められているのではないかという批判がありました。「官僚の隠れ蓑」とも言われました。
2001年の省庁改革の際も、官僚主導から政治主導に変える一つとして、審議会の数や役割の見直しをしました(方針は決まっていて、その実施が私の役割でした。「中央省庁改革における審議会の整理」月刊『自治研究』(良書普及会、2001年2月号、7月号にまとめておきました)。

エネルギー政策や原発のありようが重要政策なら、経産省や審議会に任せるのではなく、それらの議論も踏まえ、国会で議論すべきことでしょう。
案の提示とその長所短所の説明は、官僚の役割です。しかし、異論がある時に、結論を出すのは、国会です。
国民の声を聞く、国民の声を反映させるのは、審議会ではなく、国会です。

大型連休

2018年5月5日   岡本全勝

大型連休も、あと一日。天気の急変したところもありましたが、おおむね恵まれたのではないでしょうか。
行楽、運動、読書、勉強、家族との時間など、皆さん、有意義に過ごしておられるのでしょう。

私も、奈良の両親に顔を見せた後、いくつかのところを見てきました。
飛鳥資料館で開かれている「あすかの原風景」も、見ることができました。昭和30年頃の明日香村の写真や、明治の頃の古地図です。
正確には、明日香村は昭和31年に合併したので、それまでは、高市村、飛鳥村、阪合村です。私が生まれたのは昭和30年、当時の高市村です。

子供の頃の近所の風景があって、懐かしかったです。石舞台古墳の石の上にも、小学生たちが乗っていました。今は禁止されていますが、私たちも格好の遊び場でした。弟と一緒に見て、「こんなのあったなあ」と二人の記憶をたどりました。もう60年も前の話です。
古地図には旧村(今の大字)の代表(総代)が署名しています。私のひい爺さんの名前もありました。