今日3月8日、総理官邸で「復興推進会議」を開きました。全閣僚出席の会議です。
もうすぐ、発災から8年を迎えます。復興期間である10年まで、あと2年です。その間の方針を決定しました。
投稿者アーカイブ:岡本全勝
NHK、東日本大震災から8年
3月11日が近づき、マスコミ各社が、東日本大震災の特集を組んでいます。
NHKのウエッブニュースに、「東日本大震災から8年 データから見えるものは…」が載っています。復興の状況が様々な数字で示されています。わかりやすいです。
市場と情報化が追い立てる競争と不安
3月1日の朝日新聞オピニオン欄、佐伯啓思さんの「平成の終わりに思う にぎやかさの裏、漂う不安」から。
・・・この数年間で、市場競争はますますグローバルな規模へと拡張し、情報関係のイノベーションはさらに加速した。つまり、世界の国や人々の間の空間的な距離は縮まり、新しい技術開発はいっそう短時間になっている。その結果、一方では人々にグローバルな舞台が用意されると同時に、そのためにかつてない競争圧力にさらされ、イノベーションの加速は、これも人々に新たな可能性を開くと同時に、たえず時間との闘いを強いている。社会の流れについていけない者は多大なストレスを受けざるを得ないし、この変化と競争の真ん中にいる者も、もはや抜けだすことのできないメカニズムの自動運動のなかで疲れはててゆく・・・
・・・グローバリズムとイノベーションが一気に加速し、人々の自由は拡大し、カネもモノもあふれるなかで、人々が生きにくさを感じるのも当然だろう。自然に寄りかかれた価値や道徳観の崩壊、家族や地域や信用できる仲間集団の衰退、数値化できない人格的なものや教養的なものへの信頼の失墜、言論の自由の真っただ中でのPC(ポリティカル・コレクトネス=政治的正しさ)的正義による言論圧迫、それに対抗するかのような言いたい放題のSNS。「バベルの塔」に似せて言えば、神が人々に自由(好きな言葉をしゃべる自由)を与えた結果、言葉はもはや通じず(共通の規律や規範がなくなり)、バベルの塔はそのまま放置された、とでも言いたくなる・・・
ヤフーの災害弱者支援に出ました。
インターネット会社のヤフーが、防災ダイバーシティという取り組みを始めました。「人の数だけ、備えがある」というのが趣旨です。『Yahoo!防災ダイバーシティプロジェクト』
その広報資料に賛同者の欄があって、海堀安喜・内閣府政策統括官(防災担当)と一緒に私も出ています。ビデオもあります。
「内閣官房参与 福島復興再生総局事務局長 岡本全勝 URL:https://youtu.be/NxIHwXcgB8o」
田村太郎さんの依頼を受け、引き受けました。
大災害の際に避難所を開設しますが、各人の条件に沿った支援までは行き届きませんでした。障害のある方、高齢者の方、ペットを連れた方、日本語が理解できない方・・。「災害弱者」と認識していましたが、十分な対応はできていません。ヤフーさんのこの試みは、ありがたいです。今後、市町村にも役に立つでしょう。企業が持つ技術を生かした、社会貢献です。
先日、復興庁の執務室で、取材を受けました。なるべくゆっくりと、わかりやすく話すことを心がけたら、ふだんとは別人の話し方になりました(苦笑)。背景は、国会議事堂です。
被災市町村からの復興庁評価
2月26日に、復興推進委員会(復興に関する有識者会議)が開かれました。
その中で、宮城県の資料を紹介します。p4に、「復興庁・復興局の役割・機能に関する被災市町の声」が、整理して載っています。
・既存の枠組みでは解決困難な課題に対し、省庁横断的な協議が行われた。
・予算の説明責任が果たされている。
・一元的窓口として、所長の枠組みを超えたワンストップ対応がなされた。
・地域特有の事情を考慮した助言が行われた。
ありがとうございます。
まさに、私たちが狙っていた、「省庁を横断的に、被災地の立場に立って、ワンストップで、これまでにない課題を解決する」が評価されているようです。
もっとも、ここには書かれていませんが、十分に答えられずに、不満があったこともあったと思います。