3月17日の朝日新聞オピニオン欄に、軍事アナリスト小川和久さんが、次のようなことを話しておられます。これは、発災後6日目です。
・・危機管理の要諦は「拙速を旨とすべし」だ。万全でなくてもいい。政府は走りながら態勢を整え、走りながら対策を講じていくことだ。
私は以前から、国家的な危機管理の際には、専門家を集めた「指令塔チーム」を設けることが不可欠だと主張してきた。被災地は何を求めているのか。その情報を一か所に集約し、その時点で必要と判断した地点に、救助要員と資材や機材を集中的に投入するためだ。
チームは大規模にしてはいけない。10人程度がいい・・閣僚がずらりと並ぶ会議では時間も手間もかかりすぎる。役人も多数が呼ばれ、省庁が一時停止してしまう・・
・・1995年の阪神淡路大震災当時から、大規模災害に対応する能力は、自衛隊も消防も警察も長足の進歩をとげた。現在、それぞれが高いレベルで迅速に活動しているが、ばらばらではその実力を十分に発揮できない。相互が連携することでさらに大きな力にもなる。そのためにも、統括する司令塔が必要だ・・
私が従事したのは、3月19日からで、また救助でなく被災者生活支援ですが、納得することが多いです。