今日は、地域経営コース講師に、持田信樹東大教授をお迎えしました。私も、講義を聴きたかったのですが、何かと仕事があり、断念。じっくりお話しできるのは久しぶりでしたので、講義終了後、校長室でしばし意見交換。先生は、経済学部の副研究科長も勤めておられ、多忙です。夏休みの間に来ていただき、恐縮です(持田先生がお書きになった、現在日本の財政学の標準的教科書は、こちら)。
昨日は、小西砂千夫関学教授に、来ていただきました。これまた、じっくりと、意見交換。小生が総理秘書官になって以来、不義理をしているものですから(かつての二人の姿は、こちら)。先週は、若田部昌澄早稲田大学教授に来ていただきました。その他にも、著名な講師をお迎えしているのですが、小生の都合が付かず、ご挨拶できていません。申し訳ありません。
自治大学校の良いところの一つは、日本で一流の講師が来てくださることです。ありがたいことです。先生方も、「この学生たちなら、話がしやすい。やりがいがある」と言ってくださいます。
私にも、思い当たるところがあります。先日、校長講話をしました。私は、講演や講義をする際には、「観客」の関心事項とそのテーマに関する知識水準を調べてから、講演を始めます。だって、いくら良い内容を話しても、相手に関心がなかったら、評価は悪いですから。ことわざに曰く「人(にん)見て法を説け」。
自治大での初講義では、ほぼ初対面の学生たちに、単刀直入に話題に入りました。どの程度食いついてくるかを、見てみたかったのです。すると、みんながそのまま食いついてきてくれたので、どんどん講義内容のレベルを上げました。こういう時は、うれしいですね。それで、10分間も時間を超過しました。反省。