月別アーカイブ:2026年4月

高齢外国人の介護支援が課題に

2026年4月26日   岡本全勝

4月8日の日経新聞に「高齢外国人 介護支援遠く 65歳以上10年で5割増」が載っていました。

・・・1980〜90年代に来日した在留外国人が高齢期を迎えている。多くが生産現場を支えてきた人々で、65歳以上は10年で5割増えた。ただ保険料を納めているのに、言葉や習慣の違いから介護サービスを利用できないケースもある。制度を周知し、公的支援につなぐ取り組みが欠かせない。

「日本語できますか」「ちょっとなら」。3月、群馬県大泉町で暮らすペルー出身の70代女性は、地域包括支援センターの職員の訪問を受け、片言の日本語で自身の健康状態を伝えた。「心臓が悪くて病院に行った。今は大丈夫」
来日して30年余り。家電製品を組み立てる工場の作業員として働き、社会保険料を納めてきた。家庭内では母国語で会話するため、退職後は「日本語を忘れてきている」といい、同居する家族の付き添いなしで通院するのは難しいと打ち明ける。
センターに事業を委託する社会福祉協議会の担当者は「多言語で声をかけられることが理想だが、対応できる人材がいない」と話す。訪問事業で高齢の在留外国人と面会する際は身ぶり手ぶりで伝えるほか、日本語が理解できる家族に書類を読んでもらうよう頼むのが「今の限界」という。
2024年末時点の出入国在留管理庁のまとめによると、65歳以上の在留外国人は全国で23万人。14年末(14万人)から10年で5割増えた。このうち多数を占める韓国・朝鮮籍の在日コリアンを除くと、14年末(3.2万人)から9.5万人と3倍近く増加し、多国籍化が進んでいる。

日本に3カ月以上滞在する在留外国人は、原則として40歳以上になると介護保険料の納付が義務付けられると同時に、介護保険サービスを受ける権利も得る。ただ、利用には外国人特有の壁がある。
日本で長く暮らし保険料を納めていても、外国人コミュニティーの中で生活しているため、母国語しか話せなかったり、一度覚えた日本語を忘れてしまったりする高齢の在留外国人は少なくない。コミュニティー内では高齢になった本人だけでなく、親が要介護になる前に子ども世代が制度への理解を深める機会も限られているのが実情だ。

入管庁が2024年、在留外国人約2900人に介護保険に関する困りごとを複数回答で聞いたところ、37%が「制度の詳しい内容が分からない」と答えた。外国人住民が多い自治体も、対応する人手やノウハウが足りないといった課題を抱える。
民間支援団体「外国人高齢者と介護の橋渡しプロジェクト」の木下貴雄代表によると、高齢化の問題は言語だけでなく、文化や習慣、食事などの面でもみられる。例えば、デイサービスのレクリエーションでは日本の歌を歌ったり折り紙をしたりすることが多いが「母国ではなじみがないため、孤立感を抱く人も多い」。今後は認知症を患う高齢外国人の増加も見込まれるため、公的サービスが利用しづらいままだと家族の負担が増すなど悪循環に陥る恐れがあると懸念する・・・

連載「公共を創る」8年目へ

2026年4月25日   岡本全勝

時事通信社『地方行政』での連載「公共を創る」が、8年目に入ります。第1回は、2019年4月25日でした。
これまで256回。よくまあ続いたものです。我ながら感心します。毎回丁寧に読み込んで、真っ赤に手を入れてくれる右筆に感謝します。
4月から、第5章のまとめに入っています。もう少しで完結します。するはずです。
連載「公共を創る」6年

読売新聞「明日香村」

2026年4月25日   岡本全勝

4月19日の読売新聞別刷り「旅を旅して」は、明日香村でした。ビデオで映像も見ることができます。

1面「古代つかむ 石舞台の思索」には、桜の花がきれいな石舞台の写真が載っています。このホームページ「略歴」につけてあるあの石舞台です。

・・・山が美しいと思った時、私は其処(そこ)に健全な古代人を見附(みつ)けただけだ。それだけである。――――小林秀雄「蘇我馬子の墓」(1950年)

奈良県明日香村の石舞台古墳は、7世紀前半に造られたわが国を代表する方墳である。国の特別史跡だ。日本初の女帝となった推古天皇(在位592~628年)に仕え、権勢を誇った蘇我馬子(?~626年)の墓とされる。墳丘の封土は失われて天井石が露出、巨石がむき出しになったその威容は、歴史教科書でみた人も多いだろう。
そんな石舞台古墳を批評家の小林秀雄が訪ね、どうしたかといえば、「天井石の上で、弁当を食いながら、私はしきりと懐古の情に耽(ふけ)った」。何ということだろう。今夏に世界遺産になるかもしれない古墳の上で、弁当を食ったというのだ。案内してくれた橿原考古学研究所元調査課長の今尾文昭さん(70)(日本考古学)が笑う。「まあ、昔はおおらかでした」・・・

私の通った小学校は、この隣にありました。良い遊び場で、石の上に乗って遊びました。今は立ち入り禁止ですが。大きな石組みですが、登るにはコツがあって、子どもでも簡単に登ることができました。

2面「飛鳥宮跡 時代の息吹伝える」には、飛鳥宮跡の写真(中心にあった井戸の復元)も載っています。板蓋宮と呼んでいました。中学のカエルの解剖には、ここで捕まえたカエルを持っていきました。水たまりなので、いつもカエルがいたのです。捕まえやすかったし。

ゴルフ料金、韓国の3分の1

2026年4月25日   岡本全勝

4月8日の読売新聞夕刊に「韓国ゴルファー 茨城熱視線 直行便や低料金 魅力」が載っていました。詳しくは記事を読んでいただくとして。
・・・韓国からゴルフを目的に茨城県を訪れる観光客が増えている。直行便ができたことや比較的低料金でプレーできることが背景にあるとみられ、同県のゴルフ場来場者は2024年度、全国で唯一、前年度から増加した。ゴルフ場もレストランメニューで韓国語表記を追加するなど受け入れ態勢を整えている。
PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県小美玉市)で3月10日、県が初めて開いた「日韓アマチュアゴルフ親善大会in茨城」。県内と韓国から計40人が参加し、ソウル在住の製造業ノ・ビョンジュさん(57)は「芝生の管理が行き届いており、プレー代も韓国の3分の1程度ですむ」と満足げな表情を見せた。
県内には113か所(25年12月現在)のゴルフ場があり、茨城空港の有効活用を目指す県は、大井川和彦知事がトップセールスで「ゴルフツーリズム」を推進している・・・。

「プレー代も韓国の3分の1程度ですむ」という発言には驚きます。安くなった日本を象徴しているようです。

2026年オランダ・ベルギー旅行

2026年4月24日   岡本全勝

4月17日から24日まで、オランダとベルギーに行ってきました。パック旅行で、効率的です。今回も私はキョーコさんの後ろをついていくだけ、スーツケースを引っ張る係です。この時期のオランダは寒いのですが、チューリップを見たいとのことでした。アムステルダム、ブリュッセル、ブールージュ、アントワープ、ハーグ。
ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ゴッホの絵をたくさん見てきました。日本で見たことのある絵もあって、日本に「出稼ぎ」に行っていることがよくわかります。今回も「日本に貸し出し中」の絵がありました(笑い)。

事前の天気予報は、曇りや雨が多かったのですが、雨は1度だけ、それも短い時間でした。朝晩は予報通り寒かったです。5度くらい。昼は15度くらいですが、風があると体感温度はもっと寒かったです。冬の服装です。
チューリップは見頃でした。そして、桜(八重咲き)がたくさん咲いていました。チューリップ公園にも、戸建ての庭にも。日本から持ち込まれたようです。

今回のツアーの参加者は5組の夫婦10人で、私たちを含め高齢者ばかり。なんと、高校の10年先輩がおられました。話しているうちに、わかりました。日本でも会うことはないのに。さらに、奥さまは、キョーコさんの高校の先輩。こんなこともあるのですね。
余裕のある行程です。朝昼晩三食を食べると、苦しくなります。ふだんは、こんなに食べていませんから。で、数回食事を抜きました。そして、日本の方が、おいしいものを食べることができます。お風呂も、トイレ(ウオッシュレット)も、日本が良いです。
どの観光地も、たくさんの観光客であふれていました。そして、高齢者がほとんどです。他人のことを言えません。
前回の海外旅行で学んで、タッチ式のクレジットカードを持っていきました。ほぼすべて、それですませました。現金が必要だったのは、お城のトイレで、おばさんが「キャッシュ・オンリー」と、50セントを徴収していました。前回の残りのコインで払いました。紙幣は一度も使うことなく、それをくずす機会もなかったです。添乗員さんと「これから、コインはどのようにして手に入れるのだろうね」と悩んでいました。
物価は高く、概ね2倍以上です。円の価値と日本の経済力の低下を実感します。

飛行機は、行きは北極圏回りで14時間。シベリア上空を通る経路に比べ、2時間半くらい余計にかかります。困ったものです。帰りは南回り。ロシアとイランを避けて、黒海上空を通る経路です。こちらは13時間。
海外では、NHKニュースをインターネットで見ることができません。これは不便でした。

この間に掲載されたホームページの記事は、事前に書いて予約しておいたものです。また、連載原稿も事前に書きためて、編集長に提出して行きました。パソコンは持っていくので作業はできますが、そんな気にはなりませんね。電子メールで、いくつか仕事を処理しましたが。