月別アーカイブ:2026年4月

孤立死2.2万人

2026年4月28日   岡本全勝

4月15日の朝日新聞に「「孤立死」2.2万人 昨年 死後8日以上で発見」が載っていました。

・・・自宅で亡くなった一人暮らしの人は昨年1年間に全国で7万6941人で、このうち死後8日以上が経過して見つかる「孤立死」の目安とされるケースは、2万2222人だった。年間を通じた統計は昨年初めて取りまとめられ、今回が2度目。警察庁が14日、発表した。

昨年、警察が取り扱った死者は20万4562人だった。このうち一人暮らしで自宅で死亡した人は、4割近くを占める7万6941人(前年比921人増)だった。
一人暮らしで自宅で死亡した人を年代別に見ると、10代以下57人、20代753人、30代975人、40代2382人、50代7568人、60代1万4183人、70代2万4416人、80代以上2万6445人。年代が上がるごとに人数は増える傾向の一方、15~64歳の現役世代は2割以上を占めた。

死亡推定日から発見されるまでにかかった日数別では数日以内に発見される人が多い。当日か翌日に見つかる人が2万8398人、2~3日が1万5865人、4~7日が1万456人だった。
死後8日以上が経過して発見された2万2222人のうち、7割超は65歳以上だった。また、死後1カ月以上が7148人、1年以上も208人いた。

「孤独死・孤立死」の実態把握を進めてきた内閣府の作業部会は「8日以上」を「孤立死」の目安としている。発見される前の7日間は誰とも接触する機会がなく、社会的な孤立が推認されるなどとして位置付けられた・・・

新・官僚の類型

2026年4月27日   岡本全勝

連載「公共を創る」第253回で、かつて議論された「官僚の類型」に言及しました。識者によって異なるのですが、官僚の思考と行動を次のように分類します(例えば、真渕勝著『官僚』(2010年、東京大学出版会)。
「国士型官僚」=官僚が国家を背負っているという自負心を持ち、国家のあるべき姿を考えて仕事をする。
「調整型官僚」=本来政治が行うべき利害調整や政治家同士の調整までも官僚が担う。
「吏員型官僚」=政治家の下で官僚の自立性を守るために必要最小限の仕事だけをこなす。

長屋聡執筆「官僚制の変容と若手官僚」(季刊『行政管理研究』2025年9月号)には、これに加えて、次のような分析も書かれています。
・・・さらに近年の官僚の状況と意識を考えると、官僚が政治の下請けになっている点に着目すれば、下請け型と名付ける(田中秀明「官僚たちの冬」)ことも可能であろうし、若手官僚は民間への転職も視野に入れている点で勤労者型といった表現も取り得るかもしれない。これらの変化は、政党の優位、右肩上がりの経済社会構造の終焉、負の配分の行政、官における自律性・当事者性の低下などの時代背景を投影したものととらえることができよう。
ただし、これらの類型はあくまで中央官僚の理念型としての一般的な類型化であろう。官僚個人に着目すれば、場面により、複数の類型の顔を見せることもあろうし、政と近接する幹部職員について見ると、現状では国士型はほとんどおらず、他方吏員型の行動に終始するだけでは幹部職員としての職責は十分果たし得ないように思われる・・・

ある人に意見を求めたら、自分の経験を踏まえて次のような類型もあると、笑いながら指摘してくれました。
「ひまわり型」=上司や親元の方だけを見ている。「コバンザメ型」とも言います。
「玄関先掃除型」=仕事が自分の所に来ないことに最も注力する。

インターネットでの偽情報、企業被害

2026年4月27日   岡本全勝

4月9日の日経新聞に「SNS偽情報、主要企業5割が被害」が載っていました。
・・・SNSのフェイク情報で被害を受ける企業が増えている。日本経済新聞の調査では、インターネット上でフェイク情報がでまわったことがある企業は5割を超えた。企業が取れる対応策は限られており、現行の法制度を不十分とする回答は8割に上った。官民の情報共有と対策が急務だ。
調査は国内主要企業の社長(会長など含む)を対象にした「社長100人アンケート」を基に3月2〜19日に実施し、143社から回答を得た・・・

それによると、偽情報が出回ったことがあるとの回答は55%。被害の内容(複数回答)は、偽ホームページ47%、静止画34%、偽キャンペーン28%、動画24%です。
偽の電子商取引サイトとユーチューブ広告が出て、会社に苦情が殺到した例もあります。

本家の再活用、ハンバーガー店

2026年4月26日   岡本全勝

このホームページでも何度か取り上げた、「本家の再活用」。明日香スタンドという、観光客の休憩所となっています。
4月から、有名なハンバーガー屋さんが入ったそうです。「さくらバーガー明日香店オープン」。

景色も良く、石舞台に行く道路沿いで、駐車場も整備しました。場所としては最適です。流行っているとのことです。
近くに「あすか燻製工房」もあります。

2026年オランダ・ベルギー旅行2

2026年4月26日   岡本全勝

2026年オランダ・ベルギー旅行」の続きです。
歳を取ったせいか、経験を積んだせいか、旅行をしても「新たな発見」「驚き」を感じることが少なくなったようです。かつては、景色を見ても店を覗いても、発見がありました。写真も撮りました。

近年は、写真を撮ることがなくなりました。まず、写真機を持っていきません。私はスマートフォンを持っていないので、それでの撮影もしません。
写真を撮らなくなった理由は、たぶん次のようなものです。
一つには、どのような景色を見ても感激しなくなったことです。きれいな街並みは、日本にはないものです。お城や名所も。しかし、よく似た景色をすでに見ているのです。ある人が言っていました。「テレビで見たわ。番組の方が、詳しく見せてくれて解説してくれる」と。もちろん、実物と映像とは違います。
もう一つは、写真を撮っても、後で見ないことです。特にデジタル写真になって枚数が増え、ますます見ることがなくなりました。そしてこの歳になると、自分の顔を見てもねえ・・・。キョーコさんは写真を撮るのも、写るのも好きです。私は、景色を目に焼き付けるようにしています。必要なときは絵はがきを買います。

景色とともに、食事にも感激しなくなりました。たいがいのものは食べたことがあります。その土地土地の名物は「なるほど」と思うことがありますが、びっくりすることはありません。そして欧米の食事は、単調でかつ盛りが大きすぎます。途中で飽きてくるし、食べきれません。
日本食の繊細さには勝てないでしょう。日本食は、世界に誇ることができる料理です。欧米人が日本食の良さを知ったら、好きになると思います。これから、世界中で日本食の店が増えるでしょう。今は、ラーメン屋と寿司屋ですが。フランス料理店とイタリア料理店が世界中にあるように、日本料理店も世界を席巻してほしいです。普通の家庭料理から高級な懐石料理まで。うどんもおいしいですが、あの出汁の味はわかるかな。和菓子も。
料理など日本らしさを、世界に売り込みましょう。これまでは、西欧のものをありがたがって輸入していましたが、彼らも日本の良さを理解できるようになりました。日本を訪れる人も増えるでしょう。急速な観光客の増加は困りますが、世界的な観光地は客であふれています。

ベルギーは、数多くの種類のビールが有名です。息子に薦められ、日本でもベルギービールを飲むことがあります。度数が強く、独特の味わいです。今回も現地で、昼夜に違った種類を飲みました。これは良かったです。世界のお酒が日本にも輸入されていますが、味が違うように感じます。お酒は現地で飲むのが一番ですね。

次にお土産です。かつては職場や知人に配るお土産を買って帰りましたが(半ば義務でした)、最近はそれもしなくなりました。旅行会社が、海外で買ってこなくても、日本でお土産を売ってくれました。大昔は、海外旅行に行くときは餞別ももらいました。今回の旅行前に「ベルギーはチョコがおいしいですよね」と土産をそれとなく催促したみなさんにも、買ってきませんでした。すみません。
私は、記念になるようなもの(小さな文鎮に使えるようなものなど)と絵はがきを買います。今回は適当なものがなく、オランダで地元で売っているチーズ(塊)を買ってきました。いくつか買うと重いのですが、スーツケースに入れて。ベルギーはチョコレートが有名なので、これも有名店でなく、スーパーで安いのを買いました。オランダはダイアモンドの加工で有名ですが、これは店にも行かず、買っても帰りませんでした。小さくて軽いのですが(苦笑)。
あとは、美術館の切符ですかね。きれいなので、本のしおりとして使っています。思い出にもなります。