年別アーカイブ:2024年

家庭内暴力、男性の被害3割

2024年5月5日   岡本全勝

4月25日の読売新聞「見えない暴力 改正DV防止法」は、「男性からの被害相談 増加…支援体制に遅れ」でした。

・・・大阪市中央区の「カウンセリングオフィス天満橋」は、男性専門のカウンセリングルームだ。2011年の開所以来、延べ3000件の相談を受けてきた。「妻に暴力を振るってしまう」など加害側の立場ばかりだったDV相談に変化が表れたのは、コロナ禍の20年から。現在ではDV相談の約半数が被害を受ける側の声になっている。
40代の男性はコロナ禍の影響で収入が激減。妻から「こんなに給料が下がるなんて能なし、 甲斐性なし、ダメ男」と長時間にわたって責められ、自分でも「稼げなければ男として失格だ」と思えて反論できなかった。コロナ禍で夫婦ともに自宅にいる時間が増え、気持ちが追い詰められていく。カウンセリングを訪れることも「こんなことを相談したら自分が怒られるのでは」と不安で怖かった・・・

・・・警察庁によると、23年のDV相談は過去最多の8万9000件に上り、被害者の30%は男性だった。1日に施行された改正DV防止法(配偶者暴力防止・被害者保護法)で、加害者の接近などを禁じる保護命令を精神的暴力の被害者も申し立てることができるようになり、浜田さんは「男性もDV被害を自覚する契機になれば」と期待する。
内閣府の23年の調査で、配偶者からの暴力被害の経験は女性の28%、男性でも22%が「ある」と回答し、その3年前の前回調査の女性26%、男性18%から増加した。さらに、男性の被害の内訳は、前回は「身体的暴行」が「心理的攻撃」を上回ったが、今回は逆転。精神的暴力をDVとして捉え、被害を認識する男性が増えたと考えられる。
だが、同じ調査で、DV被害について女性は6割が誰かに相談していたが、男性では4割にも満たなかった。女性被害者に比べて相談や支援の体制が整っているとは言いがたく、男性向けのDV相談窓口が設置されていない自治体もある・・・

電車の窓を開ける

2024年5月4日   岡本全勝

爽やかな季節になったので、通勤の地下鉄や電車で、窓を開けるようにしてます。
新型コロナウイルス拡大期には、窓を開けることが推奨され、多くの窓が開けられていたのですが。最近は、ほとんどが閉まっています。混み合った車内では空気がよどむので、少し開ければ新鮮な空気が入ってきます。
開ける人が少ないのは、「面倒なことはしたくない」という風潮とも思えます。

先日まで暖房が入っていたのに、もう冷房が入っている電車があります。朝の出勤時間帯は、気温は20度前後です。車内は人が混んで暑くなりますが、窓を開ければ十分でしょう。地球に優しくないですね。

アメリカ、子どものSNS利用を規制

2024年5月4日   岡本全勝

4月22日の読売新聞が「自殺やいじめ懸念 規制進む 子どもとSNS 米で模索」を大きく解説していました。

・・・ 米国で子どものSNS利用を規制する州が増えている。SNSの過度な利用が子どもの自殺やいじめを引き起こしているとの懸念が背景にある。SNSの規制は言論の自由の侵害につながるとの見方もあり、差し止め訴訟も相次ぐ。SNSとどう向き合うべきか、手探りの状況が続いている。

フロリダ州では3月25日、14歳未満の子どもがSNSのアカウントを保有することを禁じる法案が成立した。14~15歳は保護者の同意が必要となる。SNS事業者に対しては利用者の年齢確認の徹底や、14歳未満のアカウントの削除を求め、違反した場合は1件あたり最大5万ドル(約770万円)の民事罰を科す。
多くのSNSでは利用年齢を「13歳以上」とするなど年齢制限を設ける。だが、実際には年齢を偽って利用する子どもも多いとみられている。デサンティス州知事は「SNSはさまざまな形で子どもたちに害を与えている。この法律により親が子どもを守る能力が強化される」と強調した。
全米州議会議員連盟によると、2023年は全米の少なくとも12州で、子どものSNS利用に関する規制が導入された。24年は約30州で同様の法案が審議される見通しだ・・・

・・・背景にはSNS依存による若者の心の健康への悪影響や自殺の増加が社会問題になっていることがある。
米疾病対策センターの20年の発表によると、09~18年の間に米国の14~18歳の若者の自殺率は10万人あたり6・0人から9・7人に6割増加した。
米国の保健当局は23年、1日3時間以上をSNSに費やす子どもはうつ病など心の健康の問題を抱えるリスクが2倍になると警鐘を鳴らした。21年の調査では、10歳代の子どもは1日平均3・5時間をSNSに費やしているという。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターの23年の調査によれば、米国の13~17歳のうちインターネットを「ほぼ常に」使用と回答したのは46%に上った。14~15年調査の24%から倍増した。SNSの使用率は、ユーチューブが93%で最も多く、ティックトックが63%で続いた・・・

懲りない詐欺メール

2024年5月3日   岡本全勝

皆さん方のパソコンに、次のような電子メールが来ませんか。

「ご注意◆E T C利用照会サービス※解約予告のお知らせ
いつもE T C利用照会サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
E T C利用照会サービス(登録型)では、お客さまのアクティビティとセキュリティを確保するため、450日以内にログインがない場合、ユーザーIDを自動的にログアウトする仕組みを設けています。 解約予定日は「 2024年04月25日 」となっておりますので、お手数ですが、ログインと個人情報の更新をお願い申し上げます。」

私は自動車を持っていないので、もちろんETCは使っていません。このメールが来るたびに、「それなら早く解約してくれ」とつぶやいて、削除しています。「もう送らないでください」と返事したいところですが、それをやったら相手の思うつぼなので。

発信先は、訳のわからないアドレスであったり、最後にcn(中国)がついていたりします。中には、私のメールアドレスが発信者で、私のメールアドレスに来ているのもあります。そんな偽装ができるのですね。
同じような詐欺メールが、銀行やらクレジットカード会社から届きます。利用してもいない会社から来ても、引っかかりませんわ。でも、引っかかる人もいるということですね。
なお正確には、古い方のメールアドレスに来るのです。プロバイダー会社がこの手のメールを「迷惑メールフォルダー」に隔離してくれるので、たまにそのフォルダーを見て削除しています。その振り分け機能をかいくぐって、届く詐欺メールもあるのです。

妻の働き方で、世帯手取り2億円差

2024年5月3日   岡本全勝

4月23日の朝日新聞くらし欄に「妻の働き方で「世帯手取り2億円差」 「出産後退職」と「仕事継続」、都試算」が載っていました。

・・・妻が出産で退職した場合と働き続けた場合を比べると、世帯の手取り収入は生涯で2億円近い差が出る――。そんな試算を東京都の有識者会議がまとめた。パートで働く人の「年収の壁」論議では、社会保険料の支払いで手取りが減る側面が注目されたが、保険料を払うことで増える年金を含めた「生涯の手取り」を見える化する取り組みだ。

試算のきっかけは、都が有識者を招いて昨年3月にスタートさせた「東京くらし方会議」(座長・権丈善一慶応大教授)。働き方改革のコンサルティングを手がける「ワーク・ライフバランス」の小室淑恵社長、税制に詳しい東京財団政策研究所の森信茂樹・研究主幹や、労働組合や企業出身の委員が議論を重ねてきた。
この会議では働き方や生き方に関する社会保障制度も主要な論点で、関心の高い「年収の壁」を取り上げた際、「目先の保険料負担で手取りが減るのは分かりやすいが、将来の手取りがどう変わるのかが見えにくいので可視化したらどうか」という提案を受けて、事務局の都産業労働局が試算した。

試算では、22歳で就職したカップルを想定。35歳で年収(額面)が600万円になり、64歳まで働き続ける夫のライフコースは固定したうえで、31歳まで夫と同じ年収で働き、出産した妻が、夫と同様に就業を継続した場合から、退職して就業しなかった場合まで、四つの異なる就業パターンごとに、世帯全体の賃金と年金の手取り額を89歳まで累計した。その結果、示されたのは次のような内容だった。
(1)妻が出産後も同じ職場で働き続ける「継続就労型」では、社会保険料と税引き後の給与と年金をあわせた総手取り額が約5・1億円(うち年金1億円)
(2)出産で退職、子が10歳の時に再就職して年収300万円、フルタイムで64歳まで働く「再就職型」だと約3・8億円(年金9千万円)
(3)出産で退職、子が10歳の時から年収100万円のパート(会社員や公務員に扶養される年金の「第3号被保険者」)で働く「パート再就職型」では約3・5億円(年金7千万円)
(4)出産で退職、再就職しなかった「出産退職型」だと約3・2億円(年金7千万円)
出産をはさんでフルタイムで働き続けた(1)の「継続就労型」と、退職後には働かない(4)「出産退職型」では1・9億円の差がついた。
また、再就職時に、年収は半減するが自ら厚生年金に加入した(2)「再就職型」と、自らは保険料を払わない第3号被保険者にとどまった(3)「パート再就職型」では3千万円の差があった。
妻が専業主婦やパートの場合に夫が受け取れるメリットも算出。配偶者手当(都内中小企業の平均で月1万914円)や配偶者控除分(年7万1千円)を合計しても生涯で約670万円だった。
試算について検討した会議では、「年収の壁手前で就業調整することの目先の利益はすごく大きく見えても、生涯にわたって見るともっと多くのお金を放棄していることが分かる。若い人にはぜひ伝えたいメッセージだ」(小室委員)といった声が上がった・・・
都の資料「東京でのくらし方、働き方について~私たちの思い~」。「報告書」もわかりやすいです。