年別アーカイブ:2024年

ふくしまSDGs推進フォーラム登壇

2024年1月20日   岡本全勝

今日1月20日は、「ふくしまSDGs推進フォーラム」に出席するため、郡山市に行ってきました。いくつかの実践事例の発表があり、私の出番はそれについての感想を述べる役です。
高校生や大学生が、身近なことから取り組んでいます。自分たちで考えて行動することが、素晴らしいですね。自分が学生時代だった頃を思い出すと、恥ずかしいです。

とても興味深かったのが、「外来カミキリバスターズ」の活動です。代表の方が、カミキリ虫の顔の帽子をかぶって説明しました。ちょっと、仮面ライダーに似ています。長い触覚が特徴的でした。
日本のカミキリ虫は枯れ木などをすみかにして悪さをしないのですが、外来種は木を枯らしたり果樹をダメにします。詳しくは、ホームページをご覧ください。この10年ほどで広がった種もあり、なんと福島県から広がっているのだそうです。「いわき市の港に運ばれてきた材木についてきたのですか」と聞いたら、「郡山市からです」とのこと。支援物資についてきたのでしょうか。
「どのようにして見つけたのですか」と聞くと、樹木医だそうです。
去年、虫取り会を開いたら250匹も捕まえました。と言うことは、広い山には膨大な数がいると推測されます。
世の中には、さまざまな活動で社会に貢献している人がおられます。

フランス語に「我慢する」はない

2024年1月20日   岡本全勝

日経新聞1月7日の別刷りに、カルティエ・プレジデント(会長ということでしょうか)のシリル・ヴィニュロンさんの経験が載っています。

日本人である妻から、「我慢する」のフランス語訳を聞かれて、困惑したそうです。「なぜなら、フランス人は我慢しないから。すぐに文句を言ってストライキするから。我慢の仕方を知らない」

一方で、日本人は愛の表現が苦手だそうです。愛を表現するフランス語は、数多く存在するとのこと。

連載「公共を創る」第174回

2024年1月19日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第174回「政府の役割の再定義ー課題解決型思考と構想力」が、発行されました。

前回から、成熟社会において官僚に求められる能力を考えています。
その第一は、課題解決型思考です。発展途上期には、産業振興、インフラ整備、公共サービス拡充が主たる任務であり、それが社会の課題解決になりました。しかし、それらがほぼ出そろったことで、これらの分野では既存制度の運用が主になりました。制度運用に力を注いでいると、そこに安住し、新しい課題への取り組みがおろそかになるのです。
そして、新しい課題への取り組みには現場を知ることが必要ですが、これまで欧米からの制度輸入に慣れ親しんできた官僚には、それが得意ではないのです。
実施手法も変わります。施設整備や一律のサービスといった提供者側の考えから、困っている一人一人を相手にしなければなりません。

その二つ目は、構想力です。個別の問題を拾い上げる課題解決型思考とともに、政策全体や社会を考えて、どのような方向に持って行くかを考える能力です。

ダイハツ自動車性能試験不正

2024年1月19日   岡本全勝

昨年12月から、自動車会社のダイハツで性能試験で不正を行っていたことが明らかになり、大きな問題になっています。2022には日野自動車でも排ガス・燃費性能を偽っていたことが明らかになりました。

12月30日の朝日新聞「ダイハツ不正の闇:下」「現場を追い詰める、業界の構図 各社で不祥事、問われる経営」に次のような指摘があります。
・・・「上司や他部署は『スケジュールの遅延は決して許さない』という強圧的な態度だった」
「『できません』『分かりません』は言えず『やるのが当たり前の文化』」
これは今回、大規模な不正が明るみに出たダイハツ工業の話ではない。2022年に排ガスや燃費の性能を偽る不正が明らかになったトラック大手・日野自動車が設置した、特別調査委員会によるアンケートに答えた従業員の声だ。
同年8月に公表された日野の特別調査委の報告書によると、人員や時間が不足するなかで「身の丈に合わない」事業戦略が推し進められ、「開発スケジュールが絶対視」されたことが不正の直接的な原因となったという。
無理な「短期開発」が推し進められ、「『できない』が言えない雰囲気」が組織風土となっていたと第三者委員会が指摘する、今回のダイハツの問題とうり二つの話だ。

失敗が許されず、問題を起こした部署は過剰な批判にさらされる点でも両社の話は共通している。
日野では、ミスを起こした部署や担当者が衆目の中で責められる姿が「お立ち台に上がる」と揶揄されるなど、「パワハラ体質」もはびこっていた。ダイハツでも「『失敗してもいいからチャレンジしよ』でスタートしても、失敗したら怒られる」「担当者が会議でつるし上げられたり、必要以上の叱責を受けたりすることがある」という実態があった・・・

2社ともトヨタグループです。幹部は、トヨタから派遣されているようです。
12月29日の「ダイハツ不正の闇:中」「トヨタの下「来た仕事断れない」 低コストが利点、OEMで増産担う」には、次のような記述もあります。
・・・トヨタには、現地を訪れて実際にものを確認してから物事を判断するという意味の「現地現物」という言葉がある。創業時から大切にされてきたものだ。
ただ、ダイハツの認証試験の現場は、この言葉とかけ離れた状態だった。第三者委の報告書によると、「管理職が多忙で、現場の業務や実情を理解する余裕がなかった」「相談に行っても『どうするんだ』『間に合うのか』と詰問するだけで親身になってくれない」という実態だった・・・

元復興庁職員の集い

2024年1月18日   岡本全勝

昨日17日は、元復興庁職員の集まりに行ってきました。なんと60人を超える人が集まってくれました。
「どのようにして集めたの?」と幹事たちに聞くと、「私が2014年に勤務したのでその当時の人を中心に、知っている人に拡散しました。するとどんどん集まって、放っておくと100人を超えそうでした。会場の都合で、途中で募集を止めました。」とのこと。地方勤務や海外勤務、能登半島地震対応業務で参加できない人もいました。
よくまあ、つながりを発掘してくれたものです。それぞれの班などで同窓会を開いていたようですが、各人がそれぞれに付き合いを続けていて、情報拡散は簡単だったようです。電子メールの威力もあります。
中心になってくれたのは、任期付き職員や非常勤職員だった女性たちです。参加者にも、企業から派遣されていた職員が多かったです。10年ぶりに再開したという人も多かったです。その時期以外の職員も参加していて、その人たち同士では初対面です。

皆さんが「お誕生日おめでとうございます」と挨拶してくれるので、「なんで?」と聞くと、会の名称が「岡本全勝誕生日会」になっていました。ケーキが用意され、ロウソクを吹き消すことまでやらされました。ハハハ・・。でも、そのような名目で集まってくれる人たちに感謝です。まあ、名目とは違って、懐かしい人たちと会いたいということでしょうが。
当時私は、官房長の役割の統括官でした。職員の状況を把握するため、個室に閉じこもらず、みんなのいる場所に行ってしゃべるようにしていました。全員を知っているのは、私だけです。10年ぶりの人も多く、顔は覚えているのですが、「誰だっけ?」です。名刺をもらって、当時の話と現在の状況を聞くと、思い出しました。
その組織で出世した人、既に退職した人、新しい仕事に挑戦している人。結婚した人、再婚した人、子どもさんが生まれた人、それぞれに活躍しています。若い力に圧倒されました。

今回集まった人たちは、復興庁の初期の頃で、苦労を掛けました。しかし、得がたい経験だったようです。
「新しいことができました」「被災地復興のお役に立てて、うれしかったです」「まだ駆け出しの私が、一人で統括官室に入って説明しました。そこで決めてもらいました。企業でもあり得ないことです」「岡本統括官から『35%でよいから持ってこい』と言われて、30%で持って行ったら、『ダメ、やり直し』と言われました」とか。

60数人が入った集合写真を撮りました。私にとっての宝物です。昔ならここに載せたのですが、悪用されてはいけないので残念ながら載せません。
皆さん、ありがとうございました。また、開催しましょう。
なお、会場に「 復興庁OBOG会 能登半島地震募金箱」をこっそり置いたところ、たくさんの募金があったので、現地に送るそうです。あわせて報告します。