講演の準備2

講演の準備1」の続きです。
講演の前日に、骨子と投影資料を広げて、予行演習をします。時間配分を間違わないように、骨子に時間配分も書き込んでおきます。

講演では、内容を理解してもらうこと、そもそも興味を持って聞いてもらうこと、そしてそれぞれの立場で考えてもらうことが重要です。
格好良く理論的なことも話したいのですが、興味を持ってもらえるのは、実例と私の経験談です。そこで、骨子には少々理論的なこと、項目だけを書き並べ、それを説明する際に私の体験を入れます。体験談だけだと、漫談になります。

問題は時間配分です。何度話しても、うまくいきません。実体験を入れると聴衆はよく聞いてくれるのですが、それに時間をかけると、当初予定していた時間配分が超過するのです。

時間が超過する原因には、内容を詰め込みすぎることもあります。どうしても、これも話したい、あれも話したいとなって、盛りだくさんになるのです。それでは、かえって要点がぼけ、消化不良にもなるのです。
話している途中で時計を確認し、骨子に書いた事項をいくつか省略することにします。常に反省です。
講義は難しい