9月22日の日経新聞に「寝不足日本が失う15兆円 睡眠時間はOECD最下位」が載っていました。
・・・年間15兆円。米シンクタンクがはじき出した日本の睡眠不足が引き起こす経済損失額だ。オフィスで「寝不足」を美徳のように語る光景は今も珍しくない。だが、労働力人口が減りゆく中、一人ひとりの生産性の向上が求められる時代だ。長時間労働に支えられてきたビジネスモデルを転換できない企業は非効率経営の烙印を押されることになる・・・
OECDの調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、30か国で最下位です。全体平均の8時間24分と、1時間もの差があります。厚労省調査でも、6時間未満の人が4割います。アメリカのシンクタンクが推計した日本の経済損失は年間15兆円。国内総生産の3%にもなります。
仕事の成果を結果で測るのではなく、どれだけ会社に尽くしたかで測ってきた日本型経営と雇用慣行。
かつて、栄養ドリンクの宣伝が「24時間戦えますか~」と、あおっていました。今から考えると、おかしなことをしていました。しかし、今なおそのような傾向があります。笑えません。