令和2年大晦日

早いもので、今日は12月31日。令和2年も終わりです。皆さんにとって、今年はどのような年だったでしょうか。
新型コロナウィルスは、みんなの生活を制約するだけでなく、経済活動に大きな衝撃を与えました。経営が苦しくなった事業者や、雇用が打ち切られた人もいます。一日も早く終息することを祈っています。もっとも、願うだけでは解決せず、3密回避など感染防止の努力をしないと収まりません。

私の仕事や生活については、回顧1、回顧2、回顧3に書いたとおりです。42年間の公務員を卒業し、節目の年となりました。
仕事を続けつつ健康に暮らす。ありがたいことです。関係者、家族、神様に感謝しなければなりません。

たまっていた宿題(締めきりが迫る原稿と講演会準備)は、この数日間頑張って、かなり片付けました。まだまだ残っているのですが。
雑事も片付け、カラスとの闘いにも勝利し(これは別途書きます)、すっきりして年を越すことができます。
今年も、日本一の蕎麦打ち名人のお蕎麦を食べて、年を越します。
皆さん、よいお年をお迎えください。

令和2年の回顧3、生活

令和元年の回顧、その3は生活についてです。

9月に内閣官房参与、福島復興再生総局事務局長を退任し、11月には復興庁顧問も退任しました。毎週の福島勤務がなくなると、生活のリズムが変わり、戸惑っています。
9年半勤めた復興行政とともに、42年半勤めた公務員生活を卒業しました。いろいろと思うこともあるのですが、文章にまとめる時間が取れません。

連載の執筆、お声のかかる講演の準備、このホームページの執筆で、時間が過ぎていきます。常に何かに追われる人生です。後輩からは「全勝さんは回遊魚なので、止まると死ぬでしょう」と笑われています。読みたい本を買い込み、積ん読の山が大きくなります。
夜の意見交換会もお誘いが多く、新型コロナウイルスに注意しながら、続けています。いろんな分野の方々との意見交換は、勉強になるとともに、私の財産です。

10月に三井住友海上火災保険の顧問を退職し、12月から、あいおいニッセイ同和損害保険の顧問になりました。12月からは主たる仕事場が、本社(渋谷区恵比寿)になっています。政府は、国民にとっての最後の「保険」です。その機能の一部を、保険会社が担っています。そのような視点から、勉強中です。

新型コロナウィルスの影響で、春から夏にかけては、出勤も夜の意見交換会(会食)も自粛しました。毎日散歩し、夜の会食がないので、体重も減りました。秋からは在宅勤務と出勤を組み合わせ、意見交換会も注意しながら再会しました。体重は、元に戻ってしまいました。
予定していた海外旅行も、行くことができませんでした。実家への帰省や国内旅行も、いくつかあきらめました。新型コロナウィルスでは、親しくしていただいた岡本行夫さんが、亡くなられました。とても悲しいことです。

今年も、健康で過ごすことができました。なんと言っても、健康第一です。
子供の頃はしょっちゅう熱を出していたのですが、社会人になってからは人並みに健康になりました。キョーコさんのおかげです。

増えるチーズの消費量

12月19日の日経新聞夕刊に、「チーズ おうち消費伸び~る 30年で3倍、工房も続々」という記事が載っていました。
それによると、
1 日本人は1人あたり消費量は、1960年度には100グラムでしたが、2019年度は35万8千トンで、30倍になったそうです。平成の30年間でも3倍に増えたそうです。
2 チーズを作る工房は、大手乳業を除いて全国で323か所。これも5年間で100か所増えたのだそうです。

1960年(昭和35年)の明日香村には、チーズはなかったです。始めて食べたときは、「こんな臭い物、何がおいしいのだろう」と思いました。今は大好きです。

令和2年の回顧2、執筆・講演など

平成30年の回顧、その2は執筆活動についてです。

連載「公共を創る」は、毎月3回の掲載を続けることができました。第30回から第67回です。毎回締めきりを守ったことは、自分を褒めてやりたいです。
当初に計画した構成通りに進んでいるのですが、それぞれの部分の分量が増え、先が見通せない状態になっています。知人からは「いつになったら終わるのだ」「どのように結末をつけるのですか」との指摘もあります。「長期連載です」「長編小説になった」と答えています。

「明るい公務員講座」シリーズは、第4巻の出版を計画していたのですが、実現していません。「まだですか」との問い合わせがあるのですが、すみません。

新聞にも、いくつか登場しました。1月16日の日経新聞インタビュー「被災者支援、行政の役割拡大」。朝日新聞アナザーノート10月11日配信「官邸の怪人、「民」と出会った衝撃 復興の現場で 」。12月10日の朝日新聞宮城県版インタビュー「ミスター復興が語った後悔と成果」。

講演も、人事院や環境省など、いくつか呼んでいただきました。今年は新型コロナウィルスの影響で、春と夏は中止や延期がありました。

このホームページも、ほぼ休みなく毎日書いています。年間の記事数は700本を超え、過去最高になります。19年間で、累計8000本を突破しました。週末や空いた時間に執筆し、掲載を予約しておくことが多くなりました。便利なものです。
閲覧者は、昨年この時期に327万人でした。今日は349万人台半ばですから、延べ22万人の方が見てくださいました。ありがとうございます。

人が作った物の総量

12月17日の朝日新聞科学欄が「人工物の量>生物の量? 100年前はわずか3%、戦後の開発で急増」を伝えていました。

・・・コンクリートやプラスチックなど地球上で人間がつくり出したものの総重量(人工物量)が、植物や動物などの総重量(生物量)を初めて上回ったかもしれない。そんな論文をイスラエルの研究チームが9日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
研究チームは産業や生態学のデータから、1900年以降の地球上の人工物量と生物量の変化を推計した。それによると、20世紀初頭の人工物量は生物量のわずか3%程度だった。だが、第2次世界大戦後、都市開発などで人工物量が急増。50年代半ばに建設資材がれんがからコンクリートへ転換したことや、60年代に道路舗装材料としてアスファルトが登場したことなどが影響した。
一方、生物量は森林伐採や土地利用の変化などで減少。2020年には、地球上の人工物量が生物量である1.1兆トンを上回ったようだとしている。
現在、人工物量は年間300億トンの割合で増えている。これは地球上の人々が、毎週自分の体重以上の人工物量を生み出していることに相当する・・・

すごいことですね。地球に、それだけの負荷をかけているということです。その中には、自然に還らない物質、自然に有害な物質も含まれています。