連載「公共を創る 新たな行政の役割」、定例の執筆状況報告です。
第3章1(2)その3の2を、ほぼ書き上げました。今回も、いろんな人の助けを借りました。ありがとうございます。
「その3」では、成熟社会の問題のうち、私生活の変化を取り上げています。「その3の1」で家族の形を書きました。「その3の2」は、自由時間の増加と居場所を議論しました。
成熟社会になって、自由な時間が増えました。それをどのように使うのか、ということです。他方で、地縁、血縁、社縁などの、世間の縛りが緩くなりました。町内会や同業団体に属する人も減り、付き合いも減っています。しがらみから自由になった人は、自分から付き合いをつくらないと孤立します。そして、高齢者の孤独は、大きな問題になります。
書きためた原稿の貯金が、底を突きそうになり、せっせと書きました。
今回も、過去にかじったさまざまな知識を集めました。大村敦志著「フランスの社交と法」、山崎正和著「社交する人間」、パットナム著「孤独なボウリング」など、買ってあった本を引っ張り出しました。忘れていますねえ。買ったとき、読んだときは、このような原稿に使うとは考えていなかったので。でも今回は、本棚からすぐに見つかりました。