連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第45回「日本は大転換期―スマホの普及で新たな商売・犯罪も」が、発行されました。
前々回から、平成時代の変化を説明しています。身の回りの変化について、昭和後期に新しい物が次々と増えたことに比べ、平成時代には新しいものはそんなに増えませんでした。
特筆すべきは、パソコンとインターネット、携帯電話とスマートフォンでしょう。例えば、買い物の仕方を大きく変えました。インターネット通販、クレジットカードや電子マネーによる支払いなどなど。現金で切符を買って電車に乗ることもなくなりました。
しかし、この便利さは、危険ももたらしました。インターネットやゲームへの中毒、匿名なのを良いことに嘘や誹謗中傷をまき散らす人、サイバー犯罪などなど。
街角や電車の中でスマホに熱中している人は、周囲への配慮がおろそかになります。「気配り」が死語となるのでしょうか。
これらの急速な普及に対し、私たちはまだその「作法」をつくりあげる途中です。