薄れゆく方言

関係者の方は、気を悪くしないでください。
NHKニュースなどを見ていて、「おや?」と思うときがあります。現地の人が、街頭で質問に答えているときです。

私が30年以上前に鹿児島で暮らしていたときは、会話に苦労しました。単語が異なる以上にアクセントが違って、聞き取りにくかったのです。何度も聞き直したり、「こういうことやね」と確認していました。
3か月くらい経ったときに、職員から「課長、もう鹿児島弁に慣れてください」といった趣旨の内容を、鹿児島弁でしかられました。

ところが最近、テレビで鹿児島の人が、東京言葉でしゃべっていることが多いです。沖縄の人も、私がかつて知っている沖縄方言とは違う言葉を話しています。それを聞く度に、「違うで」と(もちろん関西弁で)テレビに向かってつぶやいています。

NHKの番組「チコちゃんに叱られる」、チコちゃんの関西弁はうれしいのですが、叱るときに「ボーっと生きてんじゃねーよ」と東京弁になるのですよね。
河内弁で「ボーっと生きてたらアカンど」は少々きついので、「ボーっと生きてたらあかんで」が良いと思うのですが。(ええと思うわ)。この項、続きまっせ

肝冷斎に茶化されました

肝冷斎が、拙著を紹介してくれました。
「前例通りに前回通り、去年通りに今まで通り」についてです。

「中国の古典では、「先例どおり」を「率由旧章」(旧章に率(したが)い由(よ)る)といい、大切なことだと考えられています」とのこと。
中国清の時代の「前例通り官僚」が出てきます。そして、住民が困ったことも。

外出自粛1か月、家での過ごし方

外出自粛1か月」の続きです。知人たちの過ごし方を紹介します。多くの人に共通すると思います。

自宅勤務が続いて、時間的な余裕ができました。分担する家事が増えました。
それは、感心感心。奥様は、喜んでおられるでしょう。

家にいてすることといえば、読書でしょう。
ところが、図書館も休館中なので、新しい本が借りられません。図書館が開いていない、紀伊国屋書店が閉店中というのは、つらいですね。図書館の貸出業務を、再開できませんか。

家にたまっている積ん読を、この際片付けるのもよいですね。自宅を整理していて、20年前の本を発見したという友人もいます。
私も、ある本を探すために本の山に分け入ったら、「へえ、こんな本も買ってあったんだ」という発見がありました。先日同じ本を見つけたのに、もう1冊あったという悲しいことも。

運動不足解消に、テレビ体操や散歩をしている人も多いです。残念なのは、寄り道していたお店が、休店していることです。
ジョギングに近くの公園に行ったら、混んでいたという報告も。公園の真ん中の広場は立ち入り禁止で、誰もいないそうです。

自宅の庭の大改修作業をしている人も。芝を張ったり、大きな木を切り倒したりとか。
家庭菜園がある友人は、野菜の植え付け面積を増やし、多品種に挑戦。これは、うらやましい。

コロナウィルスと災害対応

新型コロナウイルスの終息が見えない中で、災害が起きたときにどうするのか。特に避難所での感染の危険性が、指摘されています。3密で、生活環境も悪いです。

田村太郎さんが、専門家3人とテレビ会議で討論しました。
関係者の方は、ぜひご覧ください。短縮版は9分で見ることができます。
新型コロナウイルス感染のまん延を防ぐ災害時対応のあり方を考える
できることなら、自宅にいる方が、安全です。

なるほど、テレビ会議はこのように活用するのですね。

連載執筆状況

連載「公共を創る」の原稿、第3章1(1)「成長から成熟へ」の残りを、書き上げました。
既に3分の1は記事になりました。次の3分の1はゲラになっていて、5月に掲載される予定です。ということは、今回書き上げた部分は、6月に掲載されます。いつも締めきりに追われているのですが、少々余裕ができました。

今回も、何人もの人にお世話になりました。
富山県の外国人の増加についてはまた富山県庁に、女性の活躍については内閣府の識者にお教えを乞いました。そして、全体を祐筆たちに見てもらいました。感謝です。

幅広い分野のことに言及しているので、文献を確認することに手間がかかります。書斎にあるはずの本が見つからず、図書館は閉まっていて。仕方なく、アマゾンで中古を買ったりしています。でも、すべてに目を通すことは不可能で、読まない本がたまっていきます。

続いて、第3章1(2)「成熟社会の生き方は」に取り組んでいます。素材を並べ、文章にし、どのように並び替えるのがよいか。当初考えた組み立てを、大幅に入れ替えたり。いつものように、苦心しています。