4月14日の日経新聞別刷り「プラス1」が、「デジタル用語 これどういう意味?」を書いていました。
・・・身近にあふれるデジタル用語。実際のところ、どれだけ意味を分かっているだろうか。全国の男女約1000人に調査し、「説明できる」と答えた人が少ない順にランキングにした・・・
1位 シンギュラリティー 説明できると回答 1030人中44人
2位 フィンテック 75人
3位 キュレーション 76人
4位 データサイエンティスト 82人
と、次々と難しい言葉が並んでいます。
理解している人が、1割にも満たない言葉を使うのは、いかがなものでしょうか。あなたは、どれくらいわかりましたか。
英語の専門用語をそのまま使うから、こんなことになるのでしょう。「カタカナ英語」は、私にとって、文章の敵です。
年別アーカイブ:2018年
コミュタン福島
「コミュタン福島」という施設を紹介します。正式には、「福島県環境創造センター交流棟」と呼びます。原発事故を受け、福島県が環境省などの支援を受けて作った、教育・展示施設です。
ホームページには、次のように書かれています。
「県民の皆さまの不安や疑問に答え、放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めていただくための施設です。
コミュタン福島には、放射線やふくしまの環境の現状に関する展示のほか、360度全球型シアター、200人収容が可能なホールなどを備えております」
展示内容も、工夫を凝らしています。見るだけの価値があります。私も初めて、霧箱で放射線をこの目で見てきました。こんなにたくさんの放射線が、宇宙から降り注いでいるのですね。「展示」「体験」
福島県内の小学校性は、ここを訪れることが、教育に組み込まれています。それもあって、昨年は10万人が訪れています。場所が三春町の工業団地の中と、少し不便ですが。
自分自身に恥じない生き方
4月13日の日経新聞夕刊、故野中隆史さん・元みずほ信託銀行社長の追想録(佐藤大和編集委員執筆)から。
・・・「おい、今日1日俺は男らしかったか。ひきょうなまねはしてないか。毎晩風呂で自分自身に問いかけるんだ」・・・だったそうです。
『ベルルスコーニの時代』その2
『ベルルスコーニの時代』の続きです。
多くの政治家が、自らの勢力拡大と生き残りをかけて、様々な策謀を巡らします。まさに権謀術数の世界です。権力闘争と内部分裂。少数政党が乱立し、合従連衡が繰り返されます。選挙目当ての呉越同舟は、すぐに破綻します。
そして、政治のゲームは、参加者の思ったような筋道では進みません。
一方で、有権者の投票は、意外な結果をもたらします。EC加盟の条件を整えなければならないという外圧も働きました。なかなか実現しなかった、税制改革や財政改革も実現します。平時ではできないことが、危機の時代、混乱の中で実現するのです。
あまりにたくさんの政治家と政党が出てきて、なじみのない日本人が読むのは一苦労です。
同じような近代立憲民主主義、代表制であっても、各国の歴史と国民意識、社会構造によって、その運用は異なっています。
政治が、政治家たちの活躍の場(それは政策実現という建前の世界と、利益や権力の追求という本音の世界を含みます)であるとともに、国民の意識、国民の経済の上に成り立つ、それを反映したものだということを改めて考えさせられます。
政治学の教科書や政治を書いた本、新聞の政治報道は、場を政治家たちの言動に限定していることが多く、国民が出てきても投票結果だけというのが多いです。国民、有権者、社会や文化を視野に入れていないのです。
ところでもう一つの主題である、ベルルスコーニ首相です。不動産業、マスメディアで成功を収め、政界に打って出ます。その過程は、まさに立身出世の成功物語です。
政治家としては、社会の不満を捕まえ、既成政党と政治家を敵に仕立てる。昨今の欧米のポピュリズムの先駆者です。
選挙宣伝と戦略に成功し、一度は政権に就きますが、短命で崩壊します。不正蓄財やマフィアとの関係で、刑事訴追の身ながら、2001年に首相に返り咲きます。
当時、イタリアの労働人口の3分の1は独立自営業者であり、上場企業は240社に対し零細企業が500万社だったことは驚きです。家族経営で働く人たちが、ベルルスコーニを支持します。
ところで、彼のスキャンダラスな言動は、読んでいてあきれます。
新幹線の車窓から
桜前線が急いで日本列島を北上しています。福島でも、浜通と中通りでは、ソメイヨシノは過ぎましたが、枝垂れ桜はきれいです。三春の滝桜は有名ですが、それ以外にも枝垂れ桜がたくさんあります。将来、第二第三の滝桜になるのでしょうか。
桜の次は、若葉がきれいです。あの美しい黄緑色は、絵の具で表現するのは難しいでしょうね。
大震災の仕事について、東北新幹線に乗ることが増えました。また、沿岸部の被災地に行くには、車で山を越えます。その窓から、野山の季節の移り変わりを見ることができます。
この歳になって、しょっちゅう移動することはしんどい仕事ですが。窓から見える風景が、季節を教えてくれ、そして心を和ませてくれます。東京で暮らしていては、味わえないことです。
乾いた茶色だった野山が、ピンク色、そして鮮やかな緑に染まっていきます。田んぼでは田おこしが進み、水も張られ始めました。
荒川を渡る際に見えていた富士山は、春になって霞んで見えなくなりました。