年別アーカイブ:2018年

引きこもり支援の実例

2018年7月7日   岡本全勝

NHKのウエッブニュースに、「不器用でもいいじゃない 元エリート会社員の“ひきこもり”支援」が載っています。引きこもりの人を支援する活動の実例です。
慶應大学の授業で、これからの行政の例として、再チャレンジ施策を講義したので、参考に紹介しておきます。

あわせて、「引きこもりクライシス 100万人のサバイバル」のサイトも紹介しておきます。

慶應大学、公共政策論第12回目

2018年7月6日   岡本全勝

公共政策論も、第12回目。政府の役割に入りました。
前回の授業では、20世紀後半に、経済発展という日本の目標が達成され、その点での政府の役割が終わったこと。そして、20世紀末になって、日本の課題と政府の役割が変わっていることを説明しました。

では、現在の政府は、何をしなければならないか。安倍第一次内閣で、私が担当した「再チャレンジ施策」で考えた、「これからの行政」を説明しました。そのときに作った「対比表」を載せておきます。坂の上の雲と、坂の下の影との違いです。

慶應大学、地方自治論Ⅰ第12回目

2018年7月6日   岡本全勝

今日は、慶應大学で地方自治論Ⅰの第12回目の授業でした。
今回は、住民論です。住民自治の「主体」と、役所からサービスを受ける「客体」について説明しました。ここでも、自治体(役所)を統制する仕組みだけでなく、それを支える住民の意識がないと、制度は空振りになることを教えました。
住民投票などは、制度を教えるより、新聞記事で実態や結果、そしてその意義を読んでもらう方が、わかりやすいです。

毎回、学生に質問やら意見を書いてもらいます。そのうちいくつかを取り上げて、次回の授業で説明しています。私の話が理解されているか、いないかがよくわかります。
「よく考えているなあ」と思う質問が、いくつも出されます。それについて答えることで、学生の関心に答えることもできます。

北岡伸一先生、明治維新と戦後の経験を世界に

2018年7月5日   岡本全勝

7月3日の日経新聞経済教室は、北岡伸一先生の「明治維新150年の日本 発展・民主化の経験 世界に」でした。

・・・今から50年前、明治維新100年が祝われたころ、学界では明治維新を高く評価する人は多くなかった。フランス革命やロシア革命に比べ、明治維新は不徹底な革命だという人が多数派だった。
だが今やロシア革命を賛美する人はほとんどいないし、フランス革命についても評価は高くない。徹底した破壊は反動を呼び起こし、また徹底した弾圧をもたらすことが多い。明治維新は比較的小さな犠牲で、死者数も3万人以下とフランス革命やロシア革命より2~3桁少ない。さらに伝統の本質的な部分を破壊することなく、大きな変化を次々と断行し、全体として巨大な変革を実現したのである。

その本質は何だったのか。
明治が終わったころ、多くの人が明治時代について論じた。当時28歳だった石橋湛山は次のように述べている。多くの人は、明治時代を軍国主義的発展の時代だったとみるだろう。しかし自分はそうは考えない。これらの戦争は、時勢上やむを得ず行ったものである。その成果は一時的なものであり、時勢が変わればその意義を失ってしまう。
そして石橋は、明治時代の最大の事業は戦争の勝利や植民地の発展ではなく、「政治、法律、社会の万般の制度および思想に、デモクラチックの改革を行ったことにある」(「東洋時論」)と言う。
私は石橋の議論に強く共感する・・・

・・・偉大なのは日清・日露の勝利でなく、勝利できるような国力を蓄えたことだ。維新から日清戦争までは26年、日露戦争までは36年にすぎない・・・
・・・明治維新と比べれば、冷戦終結以後の日本の停滞の根源も明らかだ。規制改革の声は高いが、多くの既得権益はそのままであり、海外の事物の導入にも消極的で、一時しのぎで取り繕ってきたのがこの二十数年の歴史だった。
さて石橋は先の論文の中で、明治の意義は未曽有の東西文明の接触の時期にあたって開国と民主化を進めたところにあるとして、その意義を世界に広めるために明治賞金をつくろうと提唱していた。
確かに明治維新は、世界史的な意義を持つものである。

私はかつて国連大使として世界の紛争に関する議論に参加し、現在は国際協力機構(JICA)理事長として、途上国の発展に関わっている。そのたびに痛感させられるのは途上国の発展の難しさだ。国民統合を維持し、経済的、社会的、政治的に発展することがいかに難しいか。経済発展まではできても、そこから民主主義へと発展していくことがいかに難しいか。
従って多くの途上国にとって、非西洋から先進国となり自由、民主主義、法の支配といった近代的諸価値と伝統を両立させている日本という国は、すごい国なのである。
日本は戦前とは違い、軍事大国ではないし、経済大国としても一時の勢いはない。しかし先進国への道を歩み、伝統と近代を両立させてきたことでは、世界に並ぶ国がない。
この経験を、道中での失敗の数々とともに、世界と共有することが、日本が世界に貢献する最大のものだと思う・・・

アサガオが咲きました

2018年7月5日   岡本全勝

孫娘と一緒に植えたアサガオ。その後すくすくとツルが伸び、今朝、赤い花が一輪咲きました。きれいなものです。
つぼみも次々と出ているので、明日からも、咲きそうです。
こう書くと、まるで小学生の夏休みの日記ですね(苦笑)。

暑い日が続きます。梅雨明け宣言の後の方が、たくさん雨が降っています。