ジャパンタクシー

東京の町中を走るタクシーが、新しい形に変わりつつあります。
ジャパンタクシー」と呼ぶのだそうです。形は、写真を見てください。これまでの多くのセダン型ではなく、ワゴン型です。背が高く、ロンドンタクシーに似ています。

私は、タクシーを余り利用しないのですが。セダン型より背の高いロンドンタクシー型がよいと思っていました。低い天井と低い座席は、乗り込みにくいですよね。
先日、乗る機会がありました。天井が高いので室内が広く、椅子に座っている感じが良かったです。
難点を言えば、東京のこの形のタクシーは、黒が多いのです。もう少し明るい色になりませんかね。
また、天井についている「提灯」を、車体と似合う形に作れないのでしょうか。トヨタによる基本形は、天井の前方に横四角についていて、似合っているのですが。実際に走っているタクシーは、どの会社の提灯も、天井真ん中に目立つような色と形(提灯と呼ばれるように)で乗っていて、この車体の形と色に不釣り合いなのですよね。

車いすも、乗ったままで乗ることができます。映像(ページ上大きな写真の右下の「車いすの乗降方法」)をご覧ください。
少し注文があります。このビデオ、「チャプターいち」「ロッド」「タンブル」「ストライカー」「スカッフプレート」といったカタカナが出てきます。わかりましたか。「ピンが干渉する」といったことばも。
さらに、全部を見るには30分ほどかかるようです。安全のためには、必要なのですが。

縄文人の精神文化

梅雨明け宣言のあとに、梅雨前線が活発になり、西日本を中心に大きな被害が出ています。近年にない、大きな被害のようです。行方不明の方が、早く救助されますように。被災された方々が早く日常生活に戻れますように、被災地が早く復旧しますように。

大学の講義の準備や読書の合間を縫って、かつ猛暑をものともせず、美術館巡りに行ってきました。行ける時に、行っておかないと。
まずは、新美術館の「ルーブル美術館 肖像画展」。人間は大昔から、自分や家族の顔を残したかったのですね。写実そのものである写真より、絵や彫刻の方が、より本人の内面性を出すこともありますよね。

次に、国立博物館の「縄文 1万年の美」へ。主な土器は何度か見たことがありますが、何度見ても迫力があります。火焔型土器、不思議な土偶・・・。彼らは、何を考えて、このような意匠の土器を作ったのでしょうか。
各土器の所蔵者(発掘されたところ)のビデオも、面白いですよ。地図の土器をクリックしてください。

引きこもり支援の実例

NHKのウエッブニュースに、「不器用でもいいじゃない 元エリート会社員の“ひきこもり”支援」が載っています。引きこもりの人を支援する活動の実例です。
慶應大学の授業で、これからの行政の例として、再チャレンジ施策を講義したので、参考に紹介しておきます。

あわせて、「引きこもりクライシス 100万人のサバイバル」のサイトも紹介しておきます。

慶應大学、公共政策論第12回目

公共政策論も、第12回目。政府の役割に入りました。
前回の授業では、20世紀後半に、経済発展という日本の目標が達成され、その点での政府の役割が終わったこと。そして、20世紀末になって、日本の課題と政府の役割が変わっていることを説明しました。

では、現在の政府は、何をしなければならないか。安倍第一次内閣で、私が担当した「再チャレンジ施策」で考えた、「これからの行政」を説明しました。そのときに作った「対比表」を載せておきます。坂の上の雲と、坂の下の影との違いです。

慶應大学、地方自治論Ⅰ第12回目

今日は、慶應大学で地方自治論Ⅰの第12回目の授業でした。
今回は、住民論です。住民自治の「主体」と、役所からサービスを受ける「客体」について説明しました。ここでも、自治体(役所)を統制する仕組みだけでなく、それを支える住民の意識がないと、制度は空振りになることを教えました。
住民投票などは、制度を教えるより、新聞記事で実態や結果、そしてその意義を読んでもらう方が、わかりやすいです。

毎回、学生に質問やら意見を書いてもらいます。そのうちいくつかを取り上げて、次回の授業で説明しています。私の話が理解されているか、いないかがよくわかります。
「よく考えているなあ」と思う質問が、いくつも出されます。それについて答えることで、学生の関心に答えることもできます。