総理福島視察

今日7月1日は、総理の福島視察に同行してきました。
川俣町山木屋地区は、避難指示が解除され、住民が戻りつつあります。課題は商業サービスの再開です。元々住民が少ない山間の地区です。地区の復興の拠点として、公設民営の形で、商店や飲食店を作りました。「とんやの郷」です。今日開所式でした。たくさんの人が集まっていました。

飯舘村の老人ホームは、村に避難指示が出たときも、入居者を他の地区に避難させるより、その地にとどまる方が入居者のためになると、残ることを決断しました。線量も低かったのです。
老人ホームの高齢者が、劣悪な条件で避難を余儀なくされ、移動中に亡くなられた場合や、移転先で健康が悪化した場合も多いです。移動は、心身に負担になるのです。ここのホームの判断は、良かったと思います。ただし、従業員は避難したので、遠くから通勤してくださったのです。

川内村では、新しくできた喫茶店で、カレーライスをいただきました。タイ国のコーヒーチェーン「アメイゾン・カフェ」の日本1号店です。しゃれたお店です。リンクを張ったので、紹介ビデオをご覧ください。
Amazonと書くのですが、タイでは、アメイゾンと発音するのだそうです。これは、村に工場を建てた「コドモ・エナジー」という会社が、運営しています。ありがとうございます。

徐々にですが、着実に暮らしが戻っています。また、新しいにぎわいの基礎ができつつあります。

個人営業の忙しさ2

先週「個人営業の忙しさ」(6月26日)を書きました。今日も、ぼやきの続きです(笑いながらお読みください)。

総理視察は、いつものことですが、限られた時間の中に、たくさんの視察先を盛り込みます。すると、どうしても強行軍になります。また、原発被災地は、東北新幹線の駅からは、車で1時間以上かかります。1日車に乗っていると、これは疲れます。

総理をお見送りした後の、帰りの新幹線です。土曜の夕方とあって、グリーン車も混んでいました。
私の隣の乗客は、ゴルフ帰りとお見受けしました。座ると同時に、ピーナッツをつまみながら缶ビール大を空け、ゴルフ雑誌を広げて・・・。しばらくしたら、お休みになりました。最近のグリーン車では、Tシャツ、短パンやジーンズ、サンダル履きの若者もよく乗っています。
はい。私はその横で、次の講演のレジュメづくりと、先にした講演の速記録に手を入れていました。彼我の違いに、釈然としないものを感じつつ(笑い)。人それぞれ。人生は、各人がつくるものですからね。
締めきりに追われ、また休日しかまとまった時間がとれないのです。新幹線中は、自分の時間と空間を確保できる、得がたい時間です。

明日は、来週の授業2コマの資料を、完成させなければなりません。
「そんなに仕事を引き受けなければ良いのに」と言えば、それまでです。はい。ここは、前回と同じセリフです。「喜んで引き受けているんでしょ」とは、冷静にものを見ている人のセリフです。ここも笑い。
それに引き換え、肝冷斎は、「寸暇を惜しんで」野球を見に行っています。