今日7月10日は、山梨県庁で、部局長研修の講師を務めました。
今回の主な聞き手は、部長です。「明るい公務員講座」は係員向けで、「明るい公務員講座・中級編」は課長向けですから、部長クラスには向いていません。何をお話しすれば「役に立つか」を考えて、話の内容とレジュメをつくりました。で、次のようなことに絞りました。
・部長と課長は何が違うか(これって、結構重要なのです)。
・私が部長を務めたときに、「こんなことを知っていたら、よかったのに」ということ。
・そして、私の幅広い経験(総理秘書官、被災者支援本部の責任者)で、こんなことを考えていて、こんなことをしました(世の中、こんな仕事もあるんです)ということです。
さて、皆さんのお役に立てたでしょうか。びっくりするようなことは、お話ししていません(世の中、山よりでっかい獅子は出てきません。しかし、部長よりもう一段上の仕事もあります)。
振り返ってみると、私も現役の時、いろんな研修を受け、本も読みましたが、「実践、部長講座」は教えてもらわなかったですねえ。それを、しゃべることができる人って、そんなに多くないでしょう。
もちろん、私の話が「すべて役に立つ」とは思いませんが、自治体の現場と霞が関を経験し、総理秘書官のほか千年に一度の経験もしました。そんな先輩がしゃべっているのです。
「なるほど」と思われたら、挑戦してみてください。「私のやっていることと同じだ」と思われたら、自信を持って続けてください。