12月18日の日経新聞、井上史雄さんの「現代ことば考」によると、福島弁が、東京弁に影響を与えているのだそうです。詳しくは、原文を読んでいただくとして、福島弁が「合理化」を進め、それが東京でも使われるようになっているのです。
・・・ところで、福島県では江戸時代にアクセントの区別をなくし、またシ・スの区別をなくした。そのために、「牡蛎・柿」「梨・茄子」が同じ発音になった。福島県では、牡蛎を「ざがき」と言う。また、「梨・茄子」を「きなす・はたなす」と言う。これなら耳で聞いても分かる。福島弁は状況に応じてことばを変えた。
近頃首都圏の若者は、「飴じゃね」「雨じゃね」というときに、アクセントの区別をあいまい化し、平板化を進めている。福島の後追いをしているのだ・・