読売新聞が先日から、「震災5年、あの時」の大型連載を続けています。見開き2面をつかって、当時のできごとと対応を検証しています。わかりやすいです。2月18日は、「福島第1原発、全電源喪失」でした。第1原発でのできごと、これは既に多くのメディアで伝えられていますが、それ以外に、アメリカとの関係、そして第2原発の安定化を解説しています。
実は発災当時、第2原発の方がたくさんの核燃料を抱え、第1原発よりはるかに大きな発電をしていました。そして、第1原発とほぼ同じような状況に至ります。それを、増田所長は切り抜けるのです。東京本社が実情を知らず、「お気楽な指示」を出します。それをはねのけ、冷温停止に持ち込みます。大きな事故にならなかったので、知られていないようですが、私は増田所長は英雄だと考えています。