川北稔著『私と西洋史研究』には、次のような発言もあります。先生は、ウォーラーステイン(近代世界システムで有名です)の翻訳で有名です。ある分野の第一人者としての自信が出ている発言です。こうなりたいものです。
・・・ところで、ウォーラースティンの『近代世界システム』第1巻の膨大な参考文献リストをみたとき、それが、私が学部のときから必死で読み込んできたもののリストとほとんど一致していることに気づきました。だから私は、いささか口幅ったいのですが、あれを訳す人間としては、私が最適であったと確信しています・・・(p146)。