宮城県女川町では、津波にのみ込まれた町の中心部の大改造が進んでいます。周辺の山を切り崩し、中心部をかさ上げするのです。町役場が、定点観測の写真を載せてくれています。視察に行かれたことのある方なら、どこから撮った写真かすぐにわかると思います。
一番下段、「製氷工場屋上から見たJR女川駅方面」を、昨年4月から見ていただくと、写真左側の山が削られ、右側に女川駅舎(白い鳥が羽を広げたような屋根)が立ち上がってくるのがわかります。下から2段目「女川町地域医療センター高台から見た国道398号方面」では、徐々に土地がかさ上げされている様子がわかります。
月別アーカイブ: 2015年1月
予算、大臣折衝
1月9日に、平成26年度の補正予算が閣議決定されました。今日は、3連休の中日ですが、平成27年度当初予算について、財務大臣との大臣折衝が行われました。福島特措法に盛り込む、拠点開発のための福島復興交付金の拡充が、認められました。
被災地へ専門人材を送る、民間が支える復興
求人情報企業のリクルートが、「ワーク・フォー・東北」に協力してくださいます。10件の掲載枠を提供してくれます(読売オンラインの記事)。
藤沢列さんのブログ(1月8日)から。
・・ご存じのように、東北復興の最大の課題は「人材不足」です。しかしもう去年のはやい段階から、「東北復興」という求人では人は集まらなくなりました。2011年頃はRCFで採用説明会をすれば、ツイッターの拡散だけで40-50人が集まっていましたから、ずいぶんと変化しました。
だけど、復興支援に関心がある人はいるのです。自分から検索して探す方は減っていますが、転職を考えている層に対しては東北で働くことが訴求てきることも、去年の試行錯誤の中でわかってきました。そこでビズリーチさんとも連携をつよめて募集を実施して参りましたが、今回、リクルートさんともタイアップできることになりました・・
若手男性諸君、女性に敬意を
電車や街角で、若い二人連れを見て、気になることがあります。しばしば、女性が着飾りもちろん化粧をしているのに、連れ合いの男性の身だしなみがだらしないのです。ジーパン、しかもすり切れた今風のズボン。女性がハイヒールを履いている時に、スニーカー。髪の毛がぼさぼさだったり、すり切れた野球帽をかぶったり。
おいおい、パートナーの女性に、失礼じゃないか。女性も、ぴしっと言うべきです。「私と手をつないで歩きたいなら、それなりの服装をしてね」と。早いうちから、将来の夫を教育しなさい。
男が一人で、あるいは男だけで歩くなら、少々のルーズさは見逃してあげるけど。その場合でも、崩しすぎは感心しません。人は、外見で評価されます。自ら、自分の値打ちを下げてはいけません。
そのような視線で見るからか、顔つきも女性は努力し向上しているのに、男性の劣化が進んでいるように見えます。スーツを着てネクタイをしている時は、若者もしゃきっとしている人が多いのに。残念です。「仕事時=オン、休日=オフ」ではありません。「仕事時=オン、外出時(デートとか)=別のオン、自宅とか=オフ」です。
ワーク・ライフ・バランスの実践
大学時代からの友人である、村上文・帝京大学教授が、『ワーク・ライフ・バランスのすすめ』(2014年、法律文化社)を出版されました。月刊誌に連載したものを基にしているので、各回ごとが読みやすく、また現場での実例がたくさん出ていて、わかりやすいです。どうしたら、残業を減らすことができるか、子育てママが働くことができるか。そして、仕事の業績を上げることができるか。
かつては、「夫は仕事、妻は家庭」が世間常識でした。しかし、これはある時代の、また夫が勤め人である場合の「典型例」でしかなかったのです。農家や自営業の家では、そんなことはありませんでした。我が身を振り返って、これを極端に実行してきたことを反省しています。それを疑うことなく、「企業戦士」を善と思っていました。娘が働き、結婚し、そして子供を育てているのを見ると、子育て、働く妻、働くママは、いかに大変かがわかります。
ただし、私も職場では、ある時期に考え方を変え、職員になるべく楽をさせること、残業をさせないことを、心がけてきました。部下の長時間労働は上司の責任だと、私は考えています。もちろん、突発事案などで、残業をお願いすることもあります。しかし、平時に残業が通例になっているのは、何かがおかしいのです。
ところで、「ワーク・ライフ・バランス」って、よい日本語はありませんかね。明治時代の人なら、何かよい訳語を考えたと思うのですが。
これに関連して。1月5日の日経新聞が「働きかたNext」という特集を組んでいました。アンケートによると、経営者が考えている働き方改革の重要テーマは、「長時間労働の削減」、「女性社員の採用・管理職への登用」、「休暇の取りやすい仕組み・環境作り」です。従業員の方は、「時短勤務や休暇を取得しやすいこと」が一番です。
「デュアル日経」の記事によると、「日本の長時間労働の最も大きな原因はなんだと思いますか?」という問への答えは、次の通りです。1位、時間当たりの生産性を意識しない人事・評価制度 47%。2位、残業しなければ片付かないほどの限界を超えた仕事量 19%。3位、早く帰りにくい職場の雰囲気 17%。ちなみに「デュアル日経」は、働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイトだそうです。