今日は、キョーコさんのお供をして、皇居乾通りの一般公開に行ってきました。新聞報道にあるように、昨日の初日は、金曜日にかかわらず、5万人を超える人出でした。「さて、今日は何時間、待つのだろうか」と思いつつ、東京駅から坂下門方向に向かったら、既に人人人・・。
列は内堀通りを南下して、祝田橋の手前で西に曲がり、桜田門手前から北向きに。そこで、3つの枠(1つの枠に何百人入るでしょうか)に入れられ、それぞれの枠から、順次前進して次の4つの枠へ。そこから、順次、手荷物検査とボディチェックを受けて、坂下門へ。2時間半かかりました。その間、通り雨に降られもしました。
上空から見たら、すごい集団が見えたでしょう。後でニュースを見ると、9万人の人出だったそうです。まあ言ってみれば、初詣の明治神宮、大阪万博の時の月の石を見る行列並でした。
列を作るためのロープが張られ、警察官が上手に誘導して、混乱はなかったです。ボディチェックは、男性は男性警察官に、女性は女性警察官に受けます。ところが、男性の列に混ざってしまったおばさんが、女性の列に並び直すのがいやならしく、男性警官に向かって「触ってください」と、コートの前をはだけました。若い警官は困った顔をして、「ご協力をお願いします」と、女性の列に連れて行きました。
乾通りも、これまた人人人。桜はきれいでしたが、大臣や総理のお供をして車で通るときは、人気のない寂しいくらいの場所なので、全く印象が違いました。
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お子様ランチ
昨日に続き、日本の生活文化について。
3月29日の朝日新聞夕刊「あのときそれから」に、「お子様ランチ登場」が載っていました。
昭和5年(1930年)、東京日本橋三越本店で、「御子様洋食」が誕生しました。富士山ライスとスパゲッティ、クリームコロッケ、サンドイッチです。富士山型のライスには、登頂旗が立っています。基本的には、今と変わっていませんね。翌昭和6年には、上野松阪屋で、「お子様ランチ」が登場します。
1960年代、上野松阪屋では、日曜には1,300食も出て、4~5人でてんてこ舞いで、オムレツを焼いたのだそうです。私も、子どもの時、お子様ランチはわくわくしました。その後、我が家の子どもたちも、喜ぶ定番でした。いろんなものが入っている、子ども向け「松花堂弁当」か「幕の内弁当」なのでしょうね。
また、3月15日の日経新聞「こどもランキング」は、「お弁当に入っていたらうれしいおかず」の順位でした。皆さんは、何だと思いますか。
第1位、ハンバーグ。第2位、鶏の唐揚げ。第3位、ウインナー・ソーセージと卵焼きです。
私が子どもの頃、卵焼きやウインナーは、遠足の時のごちそうでした。他には,焼き魚とかかまぼこでした。私は昭和30年生まれです。今の若い人は、当時のムラの暮らしを、理解できないでしょうねえ(笑い)。ウインナーと言うより、ソーセージだったと思います。ハンバーグは、あったのかなあ・・。もちろん、マクドナルドもミスタードーナッツも、ファミリーレストランも回転寿司ありませんでした。
記事に戻ると、第4以下は、次の通りです。
5位、豚カツ。6位、豚肉のショウガ焼き。7位、ミートボール。8位、照り焼きチキン。9位、エビフライ。10位、牛焼き肉。ぜいたくな子どもたちです。
今日は金曜日
今日は、金曜日。あっという間に、今週も終わりました。新人職員さんも、疲れたことでしょう。あるいは、飲み会で、さらに疲れているでしょうか(苦笑)。
私は、今週もすごい速さで時間が過ぎました。 大きな行事や国会審議があれば、手帳にはそれが残るのですが、雑多な案件が続くと、手帳には何をしたかが残りません。K秘書は、ほとんど仕事が入っていない「翌日の予定表」を渡してくれる時もあるのですが、その通りになったことは、まずはありません。当日に、次々と予定を書き込んでくれます(笑い)。
次々と相談を持ち込む部下職員、何かと呼び出してくださる国会議員、勉強に来てくれる記者さん・・。報告や相談に来る職員には、「結論だけ言うて。書類は後で見ておくから」とか、「預かるわ。後で考えて、指示を出すから」といってその場をしのぐので、書類がたまります。反省と進歩なし。
キョーコさんは、「あなたが、仕事を作っているのでしょ」と、見てもいないのに、的確な批判をします。
日本が誇れる生活文化、文房具とお菓子
3月27日の読売新聞暮らし欄に「日本の文具、世界でヒット」という記事が載っていました。パリのルーブル美術館の地下に、日本の文房具メーカーが店を開きました。日本製の筆記具、ノート、付箋などが並んでいます。デザインが洗練された日本の文房具は、気の利いた贈り物として人気があるのだそうです。
私も、文房具屋さんに行くのは大好きです。ちょっとした小物が、楽しいですよね。一つひとつの小物と、その豊富な品揃えに、日本の生活文化の成熟度が現れていると思います。かつては、西欧の文房具や雑貨にあこがれました。現在の日本の小物は、それ以上に楽しいと思います。若い女性という厳しい選択眼にさらされているのですから。きっと、先進国でも後進国でも、ヒットすると思います。
外国人旅行者を連れていく穴場の一つです。外国へのお土産にも、喜ばれますよ。3色ボールペン、付箋、クリップ、文鎮、糊。大きすぎない、あまり高価でない、楽しい、おしゃれ、品質は良い、必需品じゃないけどあるとうれしい。お土産にぴったりでしょ。例えば、伊東屋、コクヨ。
もう一つ、外国人旅行者に喜ばれそうなのが、お菓子です。単純なチョコレートやクッキーではなく、ポッキーとかカールといったスナック菓子です。もちろん、チョコやクッキーも、一ひねりしてあるのが、おもしろいです。アイスクリームにも、いろんな種類がありますよね。
あのおいしさ、カラフルさ、そして一ひねりしたアイデア、飽きが来ない味。「たかが子どものおやつ」と、侮れません。これも、厳しい競争を勝ち抜いて、消費者に選ばれたものだけが勝ち残っているのです。
先日も、地下鉄の中で、山のようにお菓子を抱えているアジアからの観光客に会いました。森永、グリコ、明治製菓。
私は、和菓子(生菓子)が好きなのですが、これはたくさん買ってもらうお土産には、向いていません。デパ地下の弁当や総菜類も、きっと外国人にうけるでしょう。たくさん持って帰れないので、これもお土産にはなりません。
生活用品や雑貨も、おもしろいモノがたくさんあります。東急ハンズにいくと、いろんなモノがあって、見て回るだけで飽きません。例えば弁当箱。もう少し文化的なものだと、博物館のミュージアムショップです。例えば、東京国立博物館、東京都美術館。
住宅建設+コミュニティづくり
3月28日に、「長期避難者の生活拠点形成のためのコミュニティ研究会」報告書を公表しました。
原発事故で避難しておられる方の中には、帰還できるまで待ちたいという方もおられます。そこで、福島県、避難元市町村、避難先市町村と一緒になって、公営住宅の建設を進めています。いわき市、福島市、郡山市、会津若松市などで、合計4,890戸です。
しかし、住宅を建てるだけでは、住みよい環境とは言えません。住みよい環境やコミュニティをどう形成していくか。そのための方策を検討してきました。
ポイントは、住民自らが住まいや暮らし作りに参画すること。コミュニティ活動を活発化させるためには、住民が気軽に集まって活動できるイベントなどを実施すること。他の市町村の中に住宅ができるので、地域住民とも交流を持つことなどです。
ハードだけでなく、ソフトも組み合わせる必要があります。そして、住民自らが参加しないと、よそ者が押しつけても、良いコミュニティはできません。