各紙が、復興に関するアンケート結果を発表しています。
10日の毎日新聞では、42市町村長へのアンケートの中で、「復興庁の対応。機能強化、評価9割」として、次のように書いています。
・・「復興の司令塔」として1年前に機能が強化された復興庁の対応には、37人が「ある程度評価する」と回答。「高く評価する」の1人を含め、評価する声が9割を占めた。半年前の調査では5割だったが大きく改善した・・
また、「復興工事の進捗状況」については、・・「ある程度進んでいる」が23人と最も多く、「かなり進んでいる」の1人と合わせると、半数を超える57%となった。しかし、福島では3人が「かなり遅れている」と答えた他、4人が「検討する段階にない」として、進捗状況に大きな差が出ていることが浮き彫りになった・・
10日の日経新聞は、「震災復興まだら模様」で、40人の市町村長の回答を載せています。
・・復興の進み具合を聞いたところ、全体の77%が「4割以下」との見方を示した。一方で5割以上との答えも23%あった。1年前の調査では、全体の8割が「2割以下」としていた。進みが早いのは、津波被災地の中で人口の多い自治体。仙台市と福島県いわき市は復興完了の時期を聞いた質問に、15年度末におおむね事業を完了すると答えた・・
他方で、10日のNHKは、次のように伝えています(20歳以上の男女約千人の回答)。
・・復興について安倍内閣の対応を聞いたところ、「大いに評価する」が2%、「ある程度評価する」が36%、「あまり評価しない」が45%、「まったく評価しない」が11%でした。被災地の復興は進んでいると思うかどうかについては、「かなり進んでいる」が1%、「ある程度進んでいる」が22%、「あまり進んでいない」が56%、「ほとんど進んでいない」が16%でした・・
私たち(復興庁や市町村)の努力が、理解されていないのでしょうか、説明が悪いのでしょうか。市町村長の評価と、かなり異なっています。調査対象になった方々が、どの程度被災地を見ておられるのでしょうか。ぜひ一度、現地で工事が進んでいる状況を見ていただきたいです。マスコミの皆さんも、その状況を報道してくださいね。