復興本部・たくさんのお知らせ

様々な事業が進みつつあるので、復興本部からのお知らせも、増えています。ホームページの表紙も、構成を変更しました。
昨日も、支援制度の検索システムを紹介しましたが。インターネットは便利ですね。これが文書による通知だと、見ることができる人は限られています。また、どこに何があるか、わからないです。所在を見つけたとしても、電話をかけたり手紙で、「コピーを送ってください」というのも、面倒なことです。

復興支援制度の検索システム

復旧・復興支援データベースの運用が、開始されました。ここに載っているのは、国の支援制度と地方公共団体の支援制度です。市町村名や条件を入力することで、合致する支援制度を探すことができます。
ご関心ある方は、一度ご覧ください。国も県も、いろんな支援制度を用意しました。その全て、いえ、その多くを1人で理解することは困難です。印刷物にしても、分厚くなって不便です。その点、ITは便利ですね。関係者の努力で、作ることができました。
まだ、立ち上げたばかりです。今後さらに情報を追加し、利用者に便利なものを目指します。どうぞ、ご意見をお寄せください。

さて、私の次の関心は、民間による支援制度です。ボランティア、NPO、企業が、様々な支援をしています。しかし、どこに何があるかは、行政以上に、わかりにくいです。これらを活用しやすくすること。それを考えています。

報告は紙1枚で・チャーチルの場合

冨田浩司著『危機の指導者チャーチル』(2011年、新潮選書)に、次のような記述があります。チャーチルが第1次大戦中、軍需大臣を務めた頃の話です(p151)。
・・興味深いことは、こうした膨大な課題に取り組みながら、チャーチルが第2次大戦下の首相として採用した仕事のスタイルを開発していった点である。例えば、部下に対して書類での報告を義務付け、しかも報告の内容は必ず1ページ以内に収めるよう命じたことなどは、第2次大戦の予行演習と言っても良い・・

我が意を得たりです。「報告はメモにして、1枚。必要な資料があれば、その後ろにつける」。私のモットーです。『明るい係長講座 初級編
もちろん、首相としてチャーチルが毎日目を通した書類は、膨大なものがありました(例えば同書p252)。私などと比べると、失礼です。

福島・いちご園の再開

今日は、復興担当大臣のお供をして、福島県相馬市まで行ってきました。早起きして、始発の新幹線です。
視察先の一つに、観光いちご園の開園式がありました。13軒の農家で作っておられる組合ですが、津波でビニールハウスが流されたり、海水につかって、続けられない農家も出ました。今年は、7軒で再開です。
組合の事務所=直販所(このチラシの下に写っている建物)は、天井近くまで津波が押し寄せ、屋根と柱だけになったそうです。さらにガレキが散乱し、一時は再開をあきらめかけたそうです。しかし、「各地から入ったボランティアがガレキ片付けをしてくださったので、再出発ができた。ぜひ、感謝の意を伝えてほしい」との、組合長さんの発言がありました。
原発事故による風評被害が心配されますが、何度も検査をして安全であることを確認してあります。産業の再開が、復興の第一です。この観光農園では、多い時には、1年間に5万人を超える来場者がありました。大臣と市長が、子どもたちと一緒にイチゴをほおばるところがテレビで放映されれば、少しは宣伝に役立つでしょうか。
私もいただきましたが、粒の大きな甘いイチゴでした。葉や茎も大きく、びっくりしました。確かに葉が大きくなければ、大きな実をつけることはできませんよね。
今日は1月の15日。新年になって、福島出張は、今日で5日目です。

仕事の進む休日

今日は土曜日。ゆっくりと出勤して、机の上に置かれている部下からの報告やメールでの相談に、手を入れ返却。次に、これからしなければならないことを考え、部下への指示書を作成。ゆったりとした時間がないと、じっくりと考えることができません。少し落ち着いて、第三者的に眺めると、し残している課題が見つかります。
そして、資料の整理。私は、課題ごとに半封筒を作り、資料を入れています。しかし、定期的にその中味を整理して捨てないと、すぐに封筒が満杯になります。
さらに今日は、急ぎでなく積んだままの書類の山を崩すことに挑戦。昨年の秋の資料が出てきたり。1日かけると、かなり捨てることができました。

平日は、部下からの報告と相談の攻撃、それも連続攻撃で(笑い)、自分の時間が取れません。毎月初めには「今月から、普通の霞ヶ関並みの忙しさに戻すぞ」と、叫んでいるのですが。休日も、相変わらず出張が多く。年末年始に4日も休んだこと、最近は夜に会合を入れることが多いことが、時間を取れないことの原因ですね(反省)。朝1時間早く出勤するくらいでは、時間を確保できません。
電話と部下からの攻撃がないと、はかどりますねえ。忙しく部下の相手をしていると、それはそれで仕事をした気になるのですが。それは、私の任務の一部でしかありません。先を読んで、仕事を円滑かつ効果的に進めること。漏れがないようにすることの方が、重要です。今日は幸せな気分になりました。ささやかな喜びです(しょっちゅう、同じことを書いています。苦笑)。

職場では、2月の復興庁開設に向けて、職員の机の増設と配置換えを行っています。部屋も増やします。今日は作業の日なので、出勤した職員は「動かない机」を探して、仕事をしていました。ありがとう。