奈良女子大学付属高校同窓会

奈良女子大学附属高校の東京同窓会が、昨日、無事終了しました。本校での毎年の同窓会のほかに、2年に1度、東京でも開催しています。2学年ずつ幹事を務めますが、今年は、私の年次(昭和48年卒)と次の年次(49年卒)が幹事でした。2年前に幹事団を結成し、準備をしてきました。私も高校の生徒会長を務めたこともあり、責任を担わなければならなかったのですが、総理秘書官の間はお役に立てず、幹事団の皆さんに迷惑をかけました。
我が母校は、女子大の付属ですが、男女共学です。ご高齢の方から若者まで、予想以上の出席があり、会場が窮屈なくらいでした。各界でご活躍の方も多いです。出し物として、卒業生による音楽の演奏がありましたが、何人もプロの方が参加されました。私にもフルートを吹けとの命令があったのですが、水準の高い演奏の足を引っぱっては申し訳ないので、遠慮しました。
その後、48年卒業組の学年同窓会を開きました。奈良からもたくさん駆けつけてくれたので、大変な盛り上がりです。38年ぶりに再開したメンバーもいて。みんな55歳、それぞれきれいな歳を取った「おばさん」と「おじさん」になっています。お孫さんのいる方も。でも、18歳の時にタイムスリップして、話に花が咲きました。ホテルに泊まったメンバーは、さらに遅くまで語り続けたそうです。

2010年6月5日奈良女子大学付属高校東京同窓会の一コマです。
右から、荒井正吾奈良県知事、竹内行夫最高裁判事、田中宗孝日本大学教授。立っている私の後ろの和服姿は、禁煙サポートで有名な高橋裕子奈良女子大教授です。幹事に送ってもらったので、載せておきます。(2010年7月25日)

ごみ処理

朝日新聞3日夕刊の環境欄は「ごみ」で、香川県豊島(てしま)の産業廃棄物処理を取り上げていました。瀬戸内海の島が産業廃棄物で埋まり、有害物質がしみ出したのです。問題になったのは、もう20年も前の話です。その後始末をどうするか、大問題になりました。近くの島で再処理することになりました。それが10年前です。最近は新聞記事にならないので、若い人は、知らないと思います。
その他に、ごみ焼却場の付近でダイオキシンが問題になったこと(1980年代)、東京でごみ戦争といわれるほどの事件があったこと(1970年代)も、若い人はご存じないでしょう。この記事には、簡単な年表もついています。勉強になります。

緊急消防援助隊全国訓練

6月4日5日にかけて、緊急消防援助隊全国合同訓練が、愛知県知多市で行われます。東南海・南海地震を想定したもので、全国から、417隊約2,100名が集まります。東南海・南海地震のほか、東海地震及び首都直下地震の際の、緊急消防援助隊運用方針はすでに決めてあります。これに従って、全国から部隊が集まるのです。
救出や消火といった訓練のほかに、参集、応援活動の調整本部、野営などの訓練も行います。救出・消火の訓練はそれぞれの部隊が、常に訓練しています。難しくかつ重要なのは、全国から集まること、それらの部隊を受け入れること、各部隊が宿泊や食事を自ら確保することです。これだけもの車両が一度に現地にはいると、その混乱はわかっていただけると思います。各部隊はあらかじめ決められた進出拠点(高速道路のパーキングエリアなど)に集まって、それから現地に入ります。受け入れ側で、それを調整する本部の活動も大変です。これだけの訓練になると、実施計画書も分厚くなります。訓練の概要は、この実施計画書の最初の部分を見ていただくとわかります。
大地震は起こって欲しくありませんが、いつ起きても大丈夫なように、このように訓練をしています。これも、阪神淡路大震災の教訓です。

パソコンの修理屋さん

今回のホームページ修復の際にお世話になったのは、BREASTOという会社です。中小企業を相手としたIT支援会社です。私の場合は個人ですが、やっていただけました。
パソコン本体が壊れた場合は、メーカに相談すればすみます。私も、一度壊れた時に、メーカーに入院させました。でも、つながらないとか、うまく動かないとかの場合は、何が問題であるのかすら、良くわからないことも多いです。そんな時って、困りますよね。誰に相談したらよいのか、どこに相談したらよいのか・・。自転車の場合は近くの自転車屋さんに持っていき、テレビの場合はご近所の電気屋さんに来てもらいます。でも、パソコンの場合は・・。さらに、料金はどれくらいかかるのか、見当もつきません。私の場合は、良い専門家を見つけることができて、幸せでした。
松島社長は若い企業家で、経歴をお聞きすると、すごい努力家です。お話ししていて、感心しました。このような人たちが、活力ある日本をつくってくれるのでしょう。
私が「私のように、パソコンで困っている人も多いでしょう。インターネットで、宣伝したらどうですか。たいがいの人は、インターネットで探すでしょうから」と言ったら、「ええ、でも、パソコンが壊れた人は、インターネットが使えないのですよね」と、笑われました。ごもっとも。

危機管理広報

消防大学校では、その分野の第一人者を、講師に呼んでいます。「さすが」と、感心する授業も多いです。
その一つに、宇於崎裕美先生の「危機管理広報」があります。企業や組織が事故や不祥事を起こした際の、広報の仕方です。具体例を入れて、上手に対応した場合と失敗した場合を、教えてくださいます。事故や不祥事は起こしてはいけないことですが、起きてしまったらどうするか。広報が下手で、「2次災害」を引き起こすことも多いです。
私も「経験豊富な、おわびのプロだ」と自慢していますが、先生のお話は、事例が豊富なのとお話しが上手なので、すごく勉強になります。学生の評価も高いです。
先生の授業の内容を、ここでお話しするわけには行きませんが、先生の著書「不祥事が起こってしまった!」(2007年、経営書院)を、紹介しておきます。