街角のコンビニで、住民票をとることができるようになります。まだ、ごくわずかの市の住民が、限られたコンビニだけで、ですが。2月2日から、渋谷区、三鷹市と市川市で、それぞれ2か所のセブン・イレブンの端末機械で、住民票の写しが取れるようになります。この3団体は、3月中には首都圏のセブン・イレブンで、その後全国のセブン・イレブンの店舗でできるようになります。三鷹市民は、全国どこのセブン・イレブンでも、自分の住民票が取れるのです。
詳しくは、HPを見ていただくとして、住基カードを端末に入れて、料金を払うと、写しが出てきます。イベントのチケットを予約して、コンビニ端末で受け取っている人なら、難しくありませんよね。これまでも、各市町村の自動交付機(駅前の出張所などにある機械)でできましたから、あれがコンビニでできるようになった、ということです。ちなみに、セブン・イレブンは、全国で12,000店あるのだそうです。
その他の市区町村の住民は、市区町村がこの仕組みに参加するまで、お待ちください。便利なことですから、すぐに広がるでしょう。現在でも、住基カードをもっていれば、全国どこの市区町村役場でも、自分の住民票が、簡単に取れます(一部の団体を除く)。
月別アーカイブ: 2010年1月
川崎市の改善の取り組み
川崎市役所行財政改革室の北村卓也君から、広報せよとの指示が来たので、皆さんに川崎市の改革の取り組みを紹介します。川崎市では、業務改善・研究事例発表会として、2月12日に「第1回チャレンジ☆かわさき選手権」を開催します。
職員が、業務を行う中で考え、改善・研究した取組を発表する場です。各局の代表事例が、発表されます。例えば、外国人市民にも利用しやすい区役所づくりとして、「フロア案内・対応マニュアル」を作成した例などです。詳しくは、市のHPをご覧ください。
北村君によると、狙いは次の3点です。
①各職場の改善の取組や研究成果を庁内で共有する
②改善や研修への挑戦がしたくなる風土を創るため
③市民・全国に川崎市の改善を伝えていくため
そして、職員のモチベーション向上を、狙っています。これが、私が昨日このHPで書いた「改革の勧め」に合致しているので、取り上げてほしいというのが、北村君の依頼です。
3月には、20都市が集まって、「全国都市改善改革実践事例発表会」を、中野区で開催する予定だそうです。どんどん広がると良いですね。
北村君には、内閣府で経済社会システム担当をしていた時に、一緒に仕事をして、お世話になりました。このHPの「日本の人口」なども、北村君が作ってくれたものです。
殺人事件の減少、自殺の増加
今朝の読売新聞が、昨年の殺人事件が戦後最小になったことを、分析していました。2009年中に全国で起きた殺人事件(未遂を含む)は、警察の調べで1,097件で、戦後最小でした。最も多かったのは1954年で、3,081件ですから、3分の1になっています。その後、減少を続け、1990年代から1,300件前後でした。それが、さらに減ったのです。
私たちは、凶悪犯がニュースになると、治安が悪化したと感じますが、実際はそうではないのですね。
その原因です。1985年と比べると、職場関係が104件から61件に、知人友人が317件から254件に減っています。身近な人間同士が加害者被害者になる場合が、減っているのです。また、怨恨も、466件から194件に激減しています。「他人と深く付き合うことが少なくなったのではないか」と、記事は分析しています。
他方で、子が親を殺した事件が、40件から121件になっています。介護疲れのようです。幼児虐待も、増えているのではないでしょうか。
しかし、昨年の自殺は32,753人で、前年より504人も増え、12年連続で3万人を超えています。大まかに言って、千人の人が殺人事件に遭い、5千人が交通事故で死に、3万人が自殺しています。1日に直すと、3人が殺され、13人が交通16事故で死に、80人が自殺しています。やはり衝撃的です。
他流試合の勧め
私は、若い人たちに、「他流試合」の勧めを、説いています。
同じ職場や同じ業界、気心の知れた人と話すのは、それはそれで勉強になります。しかし、違う仕事や違う立場の人と話すことは、もっと勉強になります。私たちの知らないことを、学ぶことができるからです。また、当方の話をして、理解してもらえない場合も、なぜ通じないかが、勉強になるのです。
話が通じないのは、多くの場合、私たちの話が独りよがりであったり、業界用語であるからです。ノーベル賞ものの研究でも、周りの人に理解してもらえないと、評価はされません。まして、私たちの仕事は、住民や国民が相手です。「誰もわかってくれない」では、困るのです。
マスコミの人たちとも、同様です。「記者さんは、わかってくれない」というのは、記者の側に原因があっても、良い結果を生みません。勉強に来ている記者さんにすら説明できないようでは、住民にはわかってもらえないですよね。
もちろん、身内の人と話すのは楽で、特に話を聞いてくれる人はありがたいです。飲んでいると、楽しいです。自分が大将になった気分でも、あるいはお互いに傷をなめ合っている場合でも。しかし、進歩は少ないです。それに引き替え、他流試合の場合は、緊張し、苦労します。それが、役に立つのです。
若者諸君、身内と飲んでいるくらいなら、他流試合に出かけましょう。
暖かな一日
今日の東京は、おだやかな天気でした。先週までに、講演や一連の校長講話を終え、急ぎの原稿も出したので、身体も軽く、散歩をしました。
日向では、結構な暖かさでした。気温が10度とは、思えません。水仙が盛りで、ところどころで梅が咲き、足元ではタンポポも。善福寺川では、鷺と多くの鴨を見ることができました。春が近いのかと思うような、風景でした。でも、まだこれから、寒い2月があるのですよね。