月別アーカイブ: 2007年7月
最低賃金引き上げ3
28日の朝日新聞変転経済は、「日の丸半導体の失速」でした。かつて世界市場を席巻した日本の半導体は、90年代後半に、世界一から滑り落ちました。韓国・台湾に追い抜かれ、アメリカにも再逆転されます。ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われ浮かれているうちに、転換に遅れたのだそうです。
最低賃金引き上げ2
25日の日経新聞経済教室・最低賃金は、橘木俊詔教授の「貧困解消に引き上げ急げ」でした。なるほどと、思うところが多いです。
2007.07.26
霞ヶ関は、国会も終了し、議員先生も選挙中で、しばらくゆっくりとした時間が流れています。多くの省では人事異動があり、また記者さんたちも異動の時期です。親しくなった記者さんたちが異動するのは、さみしいですね。みんな、1年経たないうちに代わっていくのです。仙台、名古屋、兜町・・・。でも、行った先でも、素晴らしい原稿を書いてください。2005年9月20日の記事も、参照してください。ということで、連日、歓送迎会や、かつての職場の同窓会が続いています。
私の部屋は、記者さんや地方団体の方が、入れ替わり訪問してくださるので、また「喫茶岡本」になっています。来られた皆さんは、顔に「冷たい水が欲しい」と書いてあります。秘書の横山さんには、そのたびに苦労をかけています。
2007.07.25
西尾勝先生が、「地方分権改革」(東大出版会)を出版されました。「はじめに-研究と提言」を読むと、先生の行政学研究の集大成の意味を持っているようです。その意味は本をお読みください。もちろん、「行政学」(有斐閣)などの名著もありますが。
第一次分権改革から、現在、さらには今後の方向を、書いておられます。地方分権推進委員会と地方制度調査会の審議に、参画した体験を基に書かれています。部外の研究者の考察でないと、断っておられます。分権改革は、政治改革ですから、この意味は大きいと思います。
拙著「地方財政改革論議」と拙稿「進む三位一体改革ーその評価と課題」を、参考文献に挙げていただきました。拙い論考をお読みいただき、恐縮です。