今日は、元総務省総務課有志による、お祝いと送別の会でした。来月結婚する職員のお祝いと、地方へ転勤する職員の送別会です。といっても、主賓の2人を含め、メンバーのほとんどは、今は違った職場に移っています。私は2年半も総務課にいたので、参加メンバーは入れ替わりが多く、「あんた、今どこにいるんや?」とか「あんた、いつ頃総務課にいた?」と聞かないと、個体識別がつきません。でも、当時はボーリング大会のメンバーであり、このHPで「よいしょ」をしたメンバーです。
旧総務庁・自治省・郵政省、さらには職種も違う人たちが、大勢参加してくれました。私は早くから会場に到着したのですが、若手はそうもいかず。「みんな来るのかい?」と言っているうちに、次々に参集。そのうちに、席が足らなくなり、隣のテーブルも占拠。
それぞれの職場で、総務課の経験を生かして、活躍しています。「ふだん国会質問のない職場ですが、当たったときには私が引き受け、仕切りました」「早く書かないと、総務課が書いてしまいますよと、上司を脅しています」とか。岡本イズムを、実行してくれているようです。ふふふ・・。ありがたいことです。良い仕事を早くして、家に帰りましょう。子どもたちが待ってますよ、原君。次回は、7月ですかね。浅岡君・黛君・大堀君。
月別アーカイブ: 2007年3月
新しい仕事46
会社社会から地域社会へ
24日読売新聞談論「統一地方選、何を問う」、樋口恵子さんの主張から。
「人生50年型社会」だった時代からわずか半世紀。「人生90年社会」になった。人生にも、百年の計がいる。人間が長寿になった21世紀には、人々にとって、地域の再生がどうしても欠かせない。
・・・高度成長の時代、就業人口の8割がサラリーマンとなって、職住分離が進んだ。長時間労働や遠距離通勤を強いられたサラリーマンにとって、地域は文字通り、寝に帰るだけのベッドタウンだった。この時代は、「会社の時代」でもあった。冠婚葬祭は会社が取り仕切った。・・・社会保障ならぬ「会社保障」と呼ばれたものだ。
時代は一変した。終身雇用は崩れ、会社保障はもう人々のセーフティネットではない。不況や経済のグローバル化のせいだけでなく、会社で働き終えた時を意味する「定年」と、人生の時間を意味する「終身」の間に壮大な時差が生じたからである。定年後の時間は、ざっと30年に及ぶ。
21世紀は、地域が人生の受け皿として意味を増すことは疑いない・・。
先生の主たる意図とは、少し離れて引用しています。詳しくは、原文をお読みください。
業界行政から消費者行政へ
22日の朝日新聞は、「経産省、消費者行政に本腰」として、製品安全課をとりあげ、産業振興を掲げてきた経産省が、消費者行政に力を入れていることを解説していました。
「戦後の欧米に追いつけ追い越せの時代に、旧通産省はニッポン株式会社の主要な牽引役だった。だが、日本が世界第2位の経済大国になって経済が成熟すると、不要論もつきまとうようになった。旧大蔵省の護送船団方式の金融行政が批判され、そこから分かれた金融庁が業界とドライな関係となって投資家保護を唱え始めたように、経産省も産業界寄りのままではいられない時代だ。・・・とらえどころのない消費者相手。それでも、行政ニーズは今後、伝統的な産業行政部門より、むしろ大きくなる可能性がある。省庁再々編論議では、消費者行政庁構想も取りざたされる・・・」
この切り口は、私が唱えている、これからの行政のあり方=「業界振興から生活者保護」そのものです。「行政の役割変化」(2月8日、11日)をお読みください。このように、このアイデアが共有されると、次の改革につながりますね。
2007.03.25
今日は、娘の大学の卒業式。残念なことに、午前は大荒れの天気でした。