今日は、関西大学林宏昭教授の授業へ行ってきました。毎年呼んでもらっているのですが、今年は国会のないこの時期にしてもらいました。学生さんに、三位一体改革を説明するのは難しいですね。
月別アーカイブ: 2004年12月
三位一体改革その5
間隔と感覚
先日書いた「150年は50年の3倍」という記述に対して、意見がありました。「それは事実としても、私たちの感覚とは違いますよね」と。そうですね。一世代を30年と考えると、次のようにも、さかのぼることができます。起点は2005年としましょう。
1975年(昭和50年):第1次石油危機の2年後(大阪万博は1970)、私は大学3年生。ベトナム戦争終結。
1945年(昭和20年):第2次世界大戦終結、日本は焼け野が原に。私の父は、兵隊で南方に。
1915年(大正4年):第1次世界大戦中。私の父は、まだ生まれていない。
1885年(明治18年):日本では西南の役から8年後、内閣制度ができた。憲法はまだ。ヨーロッパは、ビスマルクの頃、各国が植民地支配を競っていた時代。私のお祖父ちゃんが生まれた(1889年)頃。そうすると、そんなに昔ではないな。
1855年(安政2年):ペリー来航が53年、明治維新まであと12年。中国はアヘン戦争が40年で、この頃は太平天国の頃。フランスはナポレオン3世、イタリアとドイツはまだ統一されず。ひいおじいさんが生まれた頃。ふーん。
うれしいこと
これまで、「岡本全勝」をヤフーで検索しても、拙著と他の人のHPに引用されている「岡本全勝」ばかりが出てきて、肝心のこのHPが出てきませんでした。いろんな人から「検索しても出てこない」と、苦情を言われていました。グーグルで検索したら、一番に出てくるのに。「ヤフーは出来の悪い検索エンジンだ」と不満を持っていました。
今日試しにやってみたら、ヤフーでも、一番最初にこのページが出てきました。さらに「ヤフーニュース三位一体改革」にも、関連ページとしてこのページが載っていました。
150年は大昔?
国が地方に意見を聞くのは「150年ぶりだ」に関して、記者さんとの会話です。
全:150年って、すごい昔だよね。
記:そうですね。
全:僕は、来月で50歳になるのよ。
記:じゃあ、その3倍ですか。それだと、そんな昔じゃないような気がしますけど。
全:そうやね。僕が、そんなに長く生きたということか。
記:課長が生まれたときを起点にして、50年前は・・。
全:1955年の50年前は1905年。日露戦争だ。へー。その52年前が、1853年のペリー来航。50年って、そんな間隔なんだね。