間隔と感覚

先日書いた「150年は50年の3倍」という記述に対して、意見がありました。「それは事実としても、私たちの感覚とは違いますよね」と。そうですね。一世代を30年と考えると、次のようにも、さかのぼることができます。起点は2005年としましょう。
1975年(昭和50年):第1次石油危機の2年後(大阪万博は1970)、私は大学3年生。ベトナム戦争終結。
1945年(昭和20年):第2次世界大戦終結、日本は焼け野が原に。私の父は、兵隊で南方に。
1915年(大正4年):第1次世界大戦中。私の父は、まだ生まれていない。
1885年(明治18年):日本では西南の役から8年後、内閣制度ができた。憲法はまだ。ヨーロッパは、ビスマルクの頃、各国が植民地支配を競っていた時代。私のお祖父ちゃんが生まれた(1889年)頃。そうすると、そんなに昔ではないな。
1855年(安政2年):ペリー来航が53年、明治維新まであと12年。中国はアヘン戦争が40年で、この頃は太平天国の頃。フランスはナポレオン3世、イタリアとドイツはまだ統一されず。ひいおじいさんが生まれた頃。ふーん。