このホームページで、時々紹介する肝冷斎。冬も、元気なようです。
毎日、長文の古典漢文解説を書いています。よくまあ、これだけ知っていて、さらにそれを毎日(毎晩?)解説するというその根性に感心します。いつ寝ているのだろう。
もう一つは、野外調査です。先々週の週末は、埼玉県騎西、加須方面。千葉県四街道方面。地元の方には申し訳ありませんが、普通の人が行く観光地ではありません。先日の3連休は、都内高幡不動、日野方面。さらに博物館美術館巡りです。この寒いのに。
まだ、野球観戦はできていないようです。
日本自治学会が、5月15日に最後の総会を開き、活動を休止するそうです。
・・・地方分権一括法が2000年に施行されたのに合わせて、さらなる改革を進めてゆくために幅広く英知を結集しようと学会を立ち上げてから、すでに20年が過ぎました。
一括法が築いた分権改革のベース・キャンプから、地方自治を真にそれにふさわしい実質を備えたものに育て鍛え上げていくことをめざし、行政法、行政学、財政学など学界の研究者、さらにはジャーナリストたちを中核に全国各地で活動してきました。
分権改革は、現下の通常国会に第11次の一括法が提出されるなど、いまも続いてはいます。しかし、その内実は乏しく、足踏み状態にも見えます。この時点で学会を閉じることには忸怩たる思いもございますが、20年をひとつの節目として、いったん幕を引き、新たな展開を模索することといたします・・・
この文章の最後の段落に、分権改革の現状が表されています。2000年の第一次分権改革を経験した一人として、考えるものがあります。
大きな社会の改革を進め実現するには、理論ともに、社会の指導層や国民を巻き込む仕掛けや、社会の雰囲気が必要です。
自治体学会は、活動中です。