カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

復興への女性の参加

2013年3月31日   岡本全勝

今回の大災害では、女性の視点、女性の活躍も特徴です。避難所の運営において、女性の視点(プライバシー保護など)が有効だったこと、女性リーダーの「仕切り」が効果的だったことなどです。
復興に際しても、とかく男性中心になりがちですが、女性の視点を生かそうとしています。復興庁がまとめている「参考事例集」に、事例を追加しました。女性の就労支援(事例6、7)や、母子避難者への支援(事例14、15、16)です。
通達を出したり計画を作ることも必要ですが、良い事例を見た方が、わかりやすいです。百のかけ声より、一つの実行(実績)。

行政と住民をつなぐNPO活動事例

2013年3月30日   岡本全勝

嶋田副市長は、『ダイヤモンド・オンライン』3月25日付けに「大震災2年目の今を見つめて」に、行政と住民をつなぐNPOの役割(3月25日の記事)についても、次のように紹介しています。
・・コミュニティ形成については、「RCF」という団体と協力し、外部の第三者に市内に居住していただき、「釜援隊」と称して町内会やNPOにおける会議のファシリテート(議事進行役)や団体間の情報流通、行政を含む関係者間の「翻訳」に従事し、住民、NPO、行政などの橋渡しをしていただこうと考えています・・
前述の関係者間の「翻訳」とは、次のような意味です。住民の方に対する行政の説明が極めて厳密かつ正確であるがゆえにわかりづらい、といった例や、関係者間で言葉の意味がまったく違う、という例が多く、これをつなげていく必要があると考えています。
前者については、例えば住民説明会において、市の担当者から「津波復興拠点整備事業の効果促進事業を活用し被災した公益施設等の集約を図る」と説明したものの、意味が伝わらず、ご理解いただけていないという意味で説明になっていないとします。
そこで、後日行われる各集落での会合にて、「釜援隊」の方から、「市は、行政のお金で駐車場と図書館を再建するが、1ヵ所にまとめ、1階を駐車場に、2階以上を図書館にしてはどうかと考えている」と解説してもらうことで、住民の方々のイメージも湧き、賛否や意見が明確になるといったことです。ともすれば行政はポイントを絞った感覚的な説明が不得手であるなか、伝え方の工夫は重要であると感じています・・

目で見る「進む復旧工事」

2013年3月29日   岡本全勝

平成24年度に建設した復興公営住宅のうち、東北4県で161戸が完成し、3月30日と4月1日に入居可能になります。今日、写真付きでそれをお知らせしました。仮設住宅で不便な思いをされている被災者にとっては、住宅への入居が一番待たれることです。各地で工事が進んでいるので、次々と住宅が完成します。
写真を見ていただくとわかるように、公営住宅といっても、よくあるコンクリートのアパート形式ばかりではありません。木造の戸建てや長屋形式など、地域にふさわしい建築になっています。
数字や表で見せることも重要ですが、写真の方がわかりやすいですね。
また、公営住宅を含め、インフラの復旧状況が、一目でわかるように、ホームページを作り替えました。復興庁のホームページのトップページ上に、「ここで見える復旧・復興状況」というバナーがあります。ここをクリックしてもらうと、「
復旧・復興の進捗状況ポータルページ」が出ます。そこから、各地域の住宅やインフラの復旧工程がわかるようになっています。また、「最近の着工式・完工式一覧 」をクリックすると、どんどん工事が進んでいる様子がわかります。
緑色の○の中に「復」の字が入っている印が、共通の目印です。
もちろん、ここまで来るには、住民の合意、計画づくり、用地の買収など、「下ごしらえ」の準備が必要だったのです。これまで、とかく「遅い」と批判を受けていましたが、それなりの準備に時間がかかったのです。3年目に入って、工事が目に見えたということです。

ストリートビューでみる浪江町

2013年3月28日   岡本全勝

NHKニュースなどで取り上げられていたので、ご存じの方も多いでしょう。福島県浪江町の現状が、グーグルのストリートビューで、見ることができるようになりました。帰還できない、また立ち入りの制限されている町を、見ることができます。グーグル社の協力によるものです。

復興推進委員会

2013年3月26日   岡本全勝

今日お昼に官邸で、復興推進委員会を開きました。テーマと委員を新しくしての、第1回目の会合です。
新しい東北の創造」を、テーマにします。もう一つの柱は、復興の検証です。これまでは、復旧を主眼に置いていましたが、未来に向かって夢のある議論をしてもらいます。もちろん、東北地方、いいえ日本が、少子高齢化などの条件にあることは変わりなく、過疎僻地の条件の下でどのような未来を描くかは、そう簡単ではありません。有識者の知恵、現場の知恵を集めたいと思います。
いつものように「現状と課題」を更新したほか、「復興庁のこの3か月の取り組み」も参考資料として配りました。このホームページで書いている日々の作業を、整理しました。ご覧ください。
毎月のように、官邸で閣僚会議と有識者会議を開くのは、内容を用意することと、会議の庶務で、結構大変な労力が必要です。これだけ開催しているのは、霞が関の各府省でも少ないと思います。残業してがんばっている職員に感謝します。
と言いつつ、私の仕事は、「次回は、いつ開いて何を出すか」を考えることです。会議が終わったばかりなのに、次々と指示を出して、ごめん。