カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

被災地での企業の復興

2013年4月20日   岡本全勝

各企業が、悪条件を克服して事業を再開したり拡大した事例を、調べて発表しました「企業による復興事業事例集」。悪条件を、「人材やスキルの不足」「用地や設備の不足」「資金不足」「事業環境の変化」の4つに分けて整理してあります。
代表例としては、トヨタの生産方式「カイゼン」を取り入れて生産効率を上げた水産加工会社。
工場を流された醸造会社が、同業他社の設備を借りて生産を再開した事例。さらに、この会社は、NPOの仲介で、大手企業と共同で新製品を開発しました。
放射線で全村避難した地区で、健康管理を徹底しながら操業を再開している金型会社もあります。
被災地では多くの企業が同じような悩みを抱えています。これらの先行事例を参考にしてもらって、事業が再開され拡大されることを期待しています。

今回の大震災からの復旧に際して、インフラや住宅の復旧だけでなく、サービスや産業の再開にも力を入れています。国土が復旧しただけでは、生活は再建できません。
もっとも、道路の復旧や公営住宅建設のように、政府が自治体とともに直接取り組む分野と違い、働く場や事業の再開は、民間の分野であって、政府が直接行う分野ではありません。しかし、個人や企業が事業を再開する際に、お手伝いをしたり条件を整えることは、政府ができます。手法としては、補助金や税の減免、施設の貸し出しといった「カネやモノの提供による誘導」だけでなく、優良事例の紹介、企業が求めているモノと別の企業が提供できるモノをつなぐといった「情報の提供」「つなぎの場の設営」などもあります。(復興庁の企業連携

企業の復興への貢献

2013年4月18日   岡本全勝

今日は、日本経団連に行って、被災地の復旧の現状と課題をお話しし、あわせて企業投資のお願いをしてきました。大会議室に、100人を超える企業幹部の方が集まってくださいました。
経済界には、被災直後に、義援金や支援物資を贈っていただき、また各種のインフラやサービスなどの事業を短期間に復旧していただきました。復興段階になった現在も、無償支援や本業を生かした支援をしてもらっています(経団連の活動民間企業の支援活動の分類)。
町の賑わいが復旧するためには、道路や住宅が復旧するだけではダメです。各種のサービスや働く場が必要です。被災地の復興には、民間企業の力が不可欠です。
投資を呼び込むために、復興庁では特区を作って、税金の減免や融資の際の利子補給、工場を建てる際の手続きの簡素化などを行っています。経済産業省は、補助金などで支援をしています。
今日は、お礼とともに、お願いもしてきました。

福島特措法の一部改正法案、参議院審議

2013年4月18日   岡本全勝

明日19日に、参議院本会議で、福島特措法の一部改正法案が審議されます。衆議院では本会議審議なしで、委員会審議が行われたのですが、参議院では本会議審議も行われることになりました。
よって、今日も、その答弁案作りです。

義援金と寄付金

2013年4月15日   岡本全勝

4月11日の読売新聞が、義援金や寄付金の特集をしていました。それによると、日赤共同募金会などに寄せられた義援金は、これまでに3,649億円。今も、日赤には、週に1億円が集まるそうです。これらの募金団体を通さず、直接自治体に贈られた義援金は、3県で789億円です。これらは、被災者に、現金で届けられます。
このほか日赤には、世界各国から597億円の寄付金が寄せられ、これは被災地の復興事業に充てられています。例えば、仮設住宅に寄付された電気製品(テレビ、洗濯機など)は、このお金が財源です。日赤を通さない、直接の寄付もあります。3県の自治体で、706億円です。もちろん、物資の支援もありました。
ここに載っていない寄付金や義援金もあります。正確な数字は把握できません。
ありがとうございます。今も、受け付けています。

福島県視察

2013年4月13日   岡本全勝

今日は、復興推進委員会委員のお供をして、福島県に視察に行ってきました。郡山市の子供室内遊戯施設、帰村して復興を進めている川内村、先日、警戒区域が見なおされ一部地域が立ち入り自由になった富岡町です。
ペップキッズ郡山は、スーパーマーケットだった建物を改装して作った、子どもの遊び場です。郡山市をはじめとする福島県中通り地方は、原発事故の影響で、子どもが屋外で遊ぶことができませんでした。現在はその制限は解除しているのですが、まだ心配な方も多く、屋内で遊ぶところが必要なのです。
小さな子どもたちにとって、この時期に体を動かして遊ぶことが、体や動作、そして忍耐力や人間関係を作るとって重要です。家の中にいるだけでは、テレビゲームをして、おやつを食べて太ってしまいます。私たちが子どもの時、普通に遊んでいたことが、重要だったのです。その普通のことが、この子たちはできません。
ただし、このことは、程度の差はあれ、今の全国の子どもたちに言えることです。学校の校庭を開放しているだけでは、小さな子どもは遊びに行きません。体育館を作っただけでもダメです。子どもと親が、「行こう」という気になるような場所でなければならないのです。菊池信太郎先生のインタビュー
ここは、施設を作り遊具を置いているだけでなく、指導員がいます。今日も、大勢の親子、あるいはお爺ちゃんと孫らしい人たちで、大賑わいでした。
3月に復興推進員のメンバーが入れ替わったので、新メンバーでは初めての現地視察でした。私も、3月は視察がなかったので、久しぶりの現地でした。
三春町の近くを通ったのですが、もちろん滝桜は見ることができませんでした。しかし、車窓から、あちらこちらに桜、しかも枝垂れ桜を見ることができました。