総務省が、被災自治体への地方公務員の応援状況を公表しました。それによると、全国から約2,000人が派遣されています。現役職員を派遣するだけでなく、任期付き職員を採用して送ってくださっている自治体もあります。ありがとうございます。
現地では、なお300人ほどの要請があり、現地自治体で任期付き職員を採用したり、民間人の派遣を進めています。
またその発表によると、発災から平成25年3月までの間に、累計8万5千人の地方公務員が派遣されました。この数も、すごいです。派遣された職員には苦労をかけましたが、よい経験になったと思います。
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北村亘先生の新著
北村亘・大阪大学教授が、『政令指定都市―百万都市から都構想へ』(中公新書)を出版されました。かつて大都市とは、東京と5大市(横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)のことでした。今や20市、人口では日本の総人口の5分の1を占めています。東京23区を合わせると、4分の1です。政令市と聞くと、都市機能集積の大きな大都市を思い浮かべますが、合併によって人口が増えた市も多く、農村部だけでなく山間僻地を抱えた政令市も多いです。主に人口要件で指定したので、ブロックの中心都市だけでなく、お隣にも指定市がある状態になりました。夜間人口が昼間人口より多い市、すなわち周辺の地域から人が集まるのではなく、昼間に外に出かける人が多い市もあります。
また、政令市に権限を増やすと、政令市を抱える府県は、中心部が中抜けになります。大都市を、州や府県並みに位置づけている国もあります。
大都市制度をどうするかは、戦後日本の地方行政の課題の一つでした。しかし、戦後改革の際に、府県並みの特別市制度を導入しようとして失敗し、その後は、大きな改革もなく大都市の数が増えることになりました。
本書は、これまでありそうでなかった研究です。しかも、制度論と歴史だけでなく、機能や市役所内部の分析も書かれています。大学の研究者が、単なる理論書や欧米の輸入学問でなく、日本の現実を分析する書物を書いてくださるのは、ありがたいことです。
新書という形で出版されると、読みやすいですね。もちろん、執筆者にとっては、制約も多くなりますが。
あとがきに、小生の名前も並べてもらいました。十分なお手伝いもしていませんが、学界と実務とをつなぐことに少しでも貢献できたら、うれしいです。
新しい東北、民間のノウハウ活用、2
職員が、早速、「新しい東北の創造」のホームページを作ってくれました。まだ発展途上です。これから充実します。
新しい東北、民間のノウハウ活用
復興庁では、今回の復興が単なるインフラの復旧に止まらないように、未来に向けての復興を目指しています。残念ながら、津波被害を受けた地域は、大震災前から人口減少が続いていました。インフラを復旧しただけでは、町の賑わいは戻りません。
そのために、「新しい東北」をキーワードに、サービス、人、カネ、産業を呼び込む手立てを考えています。今日紹介するのは、その手法です。かつてなら、役所が考え、補助金を出して、企業を誘致したり、事業を支援しました。今回は、そのアイデアを、民間から募集しています。官だけで考えるのではなく、企業やNPOの知恵と力を借りようという趣旨です。
3つのテーマで募集しています。
「先導モデル事業」、「人材を呼び込むプラットフォーム」、「投資を呼び込むプラットフォーム」
復興支援員の活躍2
先日、「復興支援員が活躍しているのに、総務省のホームページではわからない」と書きました(2013年7月11日)。早速、ホームページに、たくさんの事例を載せてくれました。ありがとう。