今日は、仙台に「新しい東北・官民連携推進協議会」に、行ってきました。プログラムを見ていただくとわかるように、盛りだくさんの行事を、同時並行で開催しました。ホテルの1~3階を貸し切ってです。速報で450人が参加しました。
このページで繰り返しているように、インフラと住宅を復旧しただけでは、この地域では賑わいは戻りません。産業と生業、健康支援とコミュニティ再開が必要なのです。東日本大震災の復興に当たっては、これまでの災害復旧と異なり、国土の復旧だけでなく、暮らしの再開を目指しました。
地方創生が動き出しています。復興庁のこのような方針や取り組みは、その先駆けだと自負しています。多くの自治体関係者やNPO、企業の方々が参加してくださるのは、その現れだと思います。今日、勉強したことや考えたことは、追って紹介します。
これだけの行事を企画し、参加者(発表者と観客)を集め、舞台を設営して実行するのは、大変な事業です。難なくやってのける職員に、感謝します。
ところで、昨日、「休日出勤が少なくなりました」と書いたばかりです。先週の日曜日も、福島で会議でした。関係者の都合で、会議や行事が休日になることも多いです。いろんな復興イベントが行われています。「新しい東北」イベントカレンダーをご覧ください。
カテゴリーアーカイブ:歴史遺産
復興に携わるNPO支援、少し変わった応援
被災地では、NPOが活躍しています。仮設住宅の見守り、新しい団地でコミュニティ再建の支援、中小企業を支援する大手会社とのつなぎ役など。復興庁でも、NPO連携班を作って協働しています。NPOが使える予算を紹介したり。もちろん、一番協働しているのは、現地の自治体や自治会です。
今後NPOにさらに活躍してもらうには、どのような課題があるかを、検討してもらってきました。課題の一つに、小さなNPOの経理事務があります。予算決算、給料の支払い、社会保険料の支払い、税金の申告などです。自治体や企業から事業を受託すると、このような事務が発生します。バック・オフィスと呼ばれています。これが結構な事務量になります。もちろん、自前の専門の職員がいて処理すれば良いのですが、小さなNPOではそんな余裕はありません。
現場で、そのような悩みを聞いた関係者が、知恵を出してくれました。個人商店や中小企業だって、同じことで悩んでいます。そのような人たちは、専門家や専門業者に委託しているのです。そこで、NPOの業務も引き受けてくれないかと、専門業者と相談してくれました。
すると、ある企業が、被災地で活動するNPO向けに、安い料金で引き受けてくれることになりました。事務手続きについて専門家(税理士、社労士、司法書士、行政書士、弁理士)に相談することができ、オンラインで24時間以内に回答してくれます。このサービスが月々2,980円のところ、2,500円(フッコーの語呂合わせになっています)で引き受けてくれるそうです(サービスの概要。記者発表)。知恵者がいます。ありがとう。
まだ1事業者ですが、このような取り組みが広がることを期待しています。
被災者の心と体の健康支援
NHKニュースが、仮設住宅や災害公営住宅に住む高齢者らの心と体の健康支援を取り上げてくれました。「復興交付金 被災者の健康支援にも活用」。一般の方々にも、住宅の再建だけでなく、このような被災者支援が重要であること、そして国や自治体が力を入れていることを知っていただくことは、重要です。取り上げてくださって、ありがとうございます。
住宅と一緒にコミュニティを作る工夫
1月30日に、福島でのコミュニティ復活交付金(第9回)の配分計画を発表しました。この交付金は、原発避難者で帰還を待つ人のために、町外で住宅を建設するためのものです。資料の参考3(p6以下)をご覧ください。住宅を建てるだけでなく、コミュニティを作るために様々な工夫をしています、いわゆるハードだけでなく、ソフトも組み合わせています。コミュニティ交流員の配置、交流会の開催、生活サポート拠点や診療所の整備など。行政も進化しています。
福島復興の会議
今日は、福島市で、午前中は原発避難12市町村の将来像検討会、午後は国と地方の協議会でした。日曜日なのですが、大臣や首長、有識者の日程を調整すると、今日になりました。皆さん忙しいので。
これらの会議は、当初から現地福島で開催しています。国と地方の協議会には、復興大臣、経産大臣、環境大臣の他、それぞれの副大臣と総務大臣政務官も出席しました。個別の事案、またそれぞれの自治体には、この3省及び関係する省の職員が、しばしば説明に行きまた意見を聞いています。しかし、このように大臣が揃って現地で意見を聞くことは、重要な意義があります。何が進んでいるか、逆に何が進んでおらず課題になっているか、関係者の問題関心はどこにあるのかが、共有できるのです。締めの挨拶の中で、内堀知事が、「国と地方とでキャッチボールができるようになった。投げた球(課題、要望)が、的確に返ってくるようになった。予算、福島特措法改正、再生エネルギー問題など。すべて実現したわけではないが」との発言をされました。大臣からも「厳しいが内容のある意見交換ができた」との発言がありました。実のある会議でした。
朝は、荒川を渡る頃から、西に雪をかぶった富士山がくっきり見えました。帰りは、夕焼けの中に、きれいなシルエットが浮かんでいました。福島県内は、雪景色でした。