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講義など

2007.05.19

今日は、講義の4回目。まずは、宿題の講評をしました。予想以上に良いできだったので、良かった点をほめました。しかし、問題だった点(とんでもない誤字、綴じ方、段落をつける・見出しを書くこと、自説だけを主張しないこと、記事の選び方など)も厳しく指導しました。個別に学生の名前は挙げていませんが、それぞれ本人は気がついたと思います。80人近くもいる授業なので、個別指導は無理です。このような指導で、許してください。
今日も、資料やパンフレットを、たくさん配りました。あー、重たかった。今日の授業でお話しできなかったので、次回持ってきてください。
また、白書や各省の情報誌、参考になる本を、授業で回覧しています。表題だけ紹介しても、分からないでしょうし、本屋には並んでいない資料もありますので。分厚くってコピーできないので、回覧することで実物に触れてもらおうという趣旨です。

宿題の採点

提出された75人分の宿題を、採点しました。小泉改革からテーマを選び、それに関連した新聞記事を切り抜き、パンフレットの記述とどのような関係にあるか簡単に記述する、という課題です。
主たる目的は、どのような構造改革があるか知ってもらうことと、新聞記事を見つけ切り抜くことです。新聞を読む癖をつけてもらうため、といっていいでしょう。
予想していた以上の、できばえでした。それぞれ、自分の関心のあるテーマを選び、記述していました。中には、記事を解説し、自らの考えを述べるという、求めていたこと以上のレポートを出した学生もいます。
もっとも、インターネットで記事を検索し、貼り付けた学生も結構いました。インターネットの利用は、事前に質問があったので、許可してはあったのですが。しかも、インターネットの「威力」ですね、数年前の記事まで検索して貼り付けてあったりもします。一つのテーマをさかのぼって探すには、インターネットは良い武器ですが。「新聞を読み、考える」という私の意図からは、外れます。その他の講評は、授業でしましょう。

資料配付サービス

今日は、講義の3回目。学生の反応も分かってきたので、だんだんと調子が出てきました。参加者は、減らずに80人弱。居眠りをしていたのは、真ん中に座っていた男子学生1人だけでした。「欠席しますが、宿題だけは提出します」と、連絡してきてくれる学生もいます。ほぼ全員が、連休中の宿題も提出してくれたので、これから目を通します。でも、分量が多いので、結構大変です。
今日は、日本経済新聞社と朝日新聞社から提供を受けた、新聞の読み方の小冊子を配りました。中西編集委員・坪井論説委員、ありがとうございました。次週は、また別のパンフレットなどを配ろうと、用意してあります。私には見慣れた資料ですが、学生にとっては見たことのない資料だと思います。なかなか親切な、ためになる授業でしょ(自画自賛)。
パンフレットも100部近くになると、結構な重さです。今日は、それが3種類も。宅配便で教員室まで送ってもらってあるのですが、そこから教室までが大変で、学生に手伝ってもらってます。欠席者のために、翌週も持ち込んでいるので、これまた手間がかかります。どこかに余部を置いておいて、欠席した学生が勝手に取っていける仕組みが、あればいいのですが。

第2回目

今日は、大学での講義の2回目。学生の反応が分かってきたので、滑らかにしゃべることができました。もっとも、そうなると「脱線」が多くなり、予定していた分量がこなせません。今朝も早起きして、しゃべる内容のおさらいをして臨んだのに・・・。まあ、これが「全勝流」なのです。
少しでも現実に触れてもらうために、資料やパンフレットを次々と配布しています。レジュメも、どのような構成で何をしゃべっているかが分かるように、配っています。「脱線」が多いと、その面白い話だけが記憶に残って、授業の本筋が忘れられる恐れがあるのです。
今日は、85部用意していったら、7部余りました。先週は70部配って足らなかったので、今日、先週配付した資料を10部追加配布したのですが、それでももらえない学生が出ました。各週、何人かが、入れ替わりで欠席しているということでしょう。
休みが続くので、宿題を出しました。テーマに沿って、新聞記事を切り抜き、コメントを書くという、簡単な課題です。でも、新聞を読まないと書けません。良くできた課題ですね(笑い)。学生からも、笑いがでました。

開講

今日は、慶応大学での講義の第1回でした。何事も、初回は緊張します。慶応大学での学部講義ははじめてなので、いささかとまどいました。教員室も初めて、印刷センターで資料の印刷も勝手が分からず、職員に助けてもらいました。
約80人の学生が、来てくれました。土曜の朝なんですが。もっとも、今は「お試し期間中」なので、正式な履修登録はまだです。想定以上の人数だったので、資料足らなくなりました。もらえなかった学生には、悪いことをしました。ごめん、友達に複写させてもらってください。
初回なので、私の自己紹介と、春学期の講義の狙いをお話ししました。数人を除いて、ほとんどの学生が居眠りもせず、熱心に聞いてくれました。学生の反応を見るには、もう1~2回授業をする必要があります。
授業を進める際の参考にするために、学生にいくつか質問し手を挙げてもらいました。毎朝、新聞を読んでいない生徒が多いのには、びっくりしました。新聞とインターネットとの機能の違いなどを説明し、「就職してから苦労するよ。いいえ、就職活動でも苦労するよ。私の授業もついてこれないよ」と、脅してしまいました(ごめん)。でも、このような「余話」も、学生さんには役に立つと思います。私もそうでしたから。
3年生が大半ですから、1987年・昭和62年生まれですよね。4歳の時にバブルがはじけ、10歳の時にアジアの金融危機、省庁改革は14歳です。「事前調整から事後監視へ」「保護と規制の護送船団から、自由化へ」の例として、金融行政を説明しましたが、かつてを知らない世代なので、結構苦労します。もちろん、高度成長も、土光臨調も。
具体事例を混ぜてお話しするので、理解してもらえると思っているのですが。「現在日本の社会と行政の大転換」というテーマですから、学部生には難しいかもしれません。すると、来週になると、受講生は少しは減りますかね。
さて、第1回目が無事すんだことに、満足しておられません。これから、来週の準備に取りかかります。