カテゴリーアーカイブ:災害復興

歩いて帰る経験

2016年3月1日   岡本全勝

3月11日に、「3.11WALK」というイベントが、東京で行われます。5年前の3月11日夕方、鉄道が停まり、たくさんの人が家に帰れなくなりました。タクシーも大渋滞で、進めませんでした。東京都の試算では、首都直下地震が起きて鉄道が停まると、新宿駅では47万人の帰宅困難者が出るそうです。東京駅、渋谷駅、池袋駅も、たくさんの人であふれるでしょう。
このイベントは、東日本大震災が発生した3月11日にあわせて、通勤・通学先から歩いて帰ることを、体験してもらいます。あの日を思い出してください。困るのは、暗い道、トイレです。あなたは、自宅まで歩いて帰る自信がありますか。もちろん、長距離を通勤している方は、自宅までは無理でしょうが。少しでも、駅前滞在者が減ると、近辺の公共施設への負荷が減ります。
どなたでも、無料で参加できます。参加者数は、約1万人を想定しているそうです。その出発式を、3月11日に有楽町駅前広場で行います。会場まで来れない方も、FacebookやTwitterのアカウントを使用して、賛同を宣言することで、気軽に参加できます。
復興庁も後援しているのですが、博報堂から復興庁へ出向していた元部下から、「宣伝せよ」との指示が来ました。彼らが考えてくれた企画だそうです。
「何時に、どこから出発するの?」と質問したら、「そんなことをしたら大混乱と渋滞が起きるので、それぞれが自由な時間に、自分の勤め先から歩くのです」とのこと。納得。広告大手の博報堂から、宣伝の依頼が来るとは、名誉なことです(笑い)。

田村市復興応援隊

2016年2月28日   岡本全勝

日経新聞、2月27日、特集「福島のあす」が、田村市都路地区で活躍している復興応援隊を紹介しています。総務省の「復興支援員制度」を活用して、地域外から若者が応援に入っているのです。応援隊は、NPOが市から受託しています。田村市復興応援隊のホームページ
帰還の際には家の片付けなど、大雪の際には除雪、そして直販所のお手伝いなど。高齢化と過疎化が進む地域での、一つの対策になると思います。

天皇陛下へのご説明

2016年2月25日   岡本全勝

昨日、2月24日は、御所で、天皇皇后両陛下に、復興の現状についてご説明しました。
両陛下には、発災直後に国民を励ますお言葉をビデオで賜り(3月16日)、また誰よりも早く原発事故避難者を訪問していただきました(3月30日)。その後も、被災地をご訪問いただき、被災者を励ましていただいています。関連ペ-ジ
5年経って、どこまで復興が進んだか、また何が課題かを、ご説明し、ご下問にお答えしました。

原発被災事業者の支援

2016年2月23日   岡本全勝

原発被災地域の事業者の再開を支援するため、経産省を中心に官民合同のチームが活動しています。
商工業について言えば、対象となる事業者数は9千を超えています。昨年8月の開始以来、12月までに、5千余りの事業者と連絡し、約3千件を訪問しています。その概要を見ると、次の通りです。
地元で事業を再開済み:21%
避難先で事業を再開済み:28%
休業中だが将来事業を再開したい:17%

ニュージーランド地震から5年

2016年2月21日   岡本全勝

朝日新聞2月20日夕刊が1面で、「NZ地震5年、戻る活気」を伝えていました。ニュージーランドのクライストチャーチで大きな地震が起きたのは、2011年2月22日、東日本大震災の17日前です。あちらは都市での災害、こちらは沿岸部での広範囲な被害との違いはありますが、同じようにほぼ5年が経ちました。
・・・市管轄の約1千の施設は約4割が改修・再建され、2018年末までの完全復興を目指す。7万戸もの住宅に改修が必要なのに難航していた地震保険の支払いも、手続きの一部変更などで軌道に乗り始めた。ダルゼル市長は「再出発から再建へ移った。16年は再生の年にしたい」と意気込む・・・
この記事を読む限りでは、住宅再建は進んでいないようですね。また、地震保険といわれているように、行政ではなく、被害者個人の責任で再建が進められてるのでしょうか。そのあたりの比較をしてもらえると、参考になるのですが。