カテゴリー別アーカイブ: 図書紹介

地方行財政-図書紹介

2006.11.18

赤井伸郎先生が、「行政組織とガバナンスの経済学-官民分担と統治システムを考える」(2006年11月、有斐閣)を出版されました。「政策を問うことも大事であるが、政策を決定する組織の制度設計はそれ以前に重要である・・・本書は、行政組織の改革、とくに官と民の役割分担の適正化とそのガバナンス・システムの構築に向けた研究をまとめたものである」(はしがき)。具体的には、独立行政法人、地方自治体、地方公社、第三セクター、公営企業を取り上げておられます。
私たち革新派実務家は、現場で制度設計・改善・運営を行っていますが、このように研究者の目から見た、問題点と改革案はありがたいですね。これまでの研究は、ともすれば理論だけ、それも海外の研究の輸入でしたから。日本の実際を取り上げてもらうことが、実務に役に立つのです。

2006.06.02

大阪市立大学の北村亘先生たちが、「テキストブック地方自治」(村松岐夫編、東洋経済新報社)を出版されました。はしがきには、「本書は、地方分権改革以後の地方自治の教科書である。・・この間、地方自治の教科書は、内容を大きく変える必要に迫られていた。しかし、地方分権改革以後、政治、法律、財政をはじめ、多少の個別分野を内容に含んだ地方自治の教科書はない」とあります。どうぞご覧ください。

2005.06.14

高崎経済大学の佐藤徹講師が、「市民会議と地域創造」(ぎょうせい)を出版されました。市民参加によるまちづくりの方法として、近年多くの市町村で取り入れられている手法です。これまでの審議会とか、またNPOとも違い、市民やNPOなどの参加による協働型の政策形成です。