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慶応大

2007.06.16

今日は、第6回目の講義。だんだん調子が出てきました。学生による授業評価は、10数枚追加提出がありました。記述内容は、前回に回収した分と同様でした。

授業評価

今日は、第5回目の授業でした。授業評価のアンケートを取りました。
私の授業がどの程度、学生諸君に理解されているかを知るためです。かつて東大で教えたときは、とても詳細な評価書で面食らいました。今回慶応では、自分で項目を作りました。もちろん、無記名です。今日と来週とで回収しますが、今日は約40人から提出がありました。
難易度については、ほぼ全員が「わかる」と答えていました。中には、「易しすぎるのでもっと難しくして欲しい」という回答もありました。「専門的なことでわからないところがあります」という回答も。反省。
話についても、大方の人は「わかる」と答えていましたが、何人かは「早口で聞き取れないときがある」「ノートが追いつかない」とのことです。やはりそうか。「関西弁だがわかります」との答えも。
板書は、何人かの人が「読めない字がある」「説明が不十分で理解できない」「もっと板書してください」「レジュメはよくわかるが、板書はわかりにくい」とのこと。これも反省。
「パンフレットをたくさん配ってもらえるのでありがたいです」と「資料の数が多いので混乱します」という意見もありました。
「雑談、脱線が面白いです」という意見が多かった一方で、「脱線が多すぎます」との批判もあります。これは予想通り。「時事問題を取り上げて欲しい」という要望と、「授業の進行が遅いですが、大丈夫ですか」という心配も。
慶応の学生さんは、紳士淑女ですね。半数以上の人が、何らかの自由記載をしてくれています。ひどい批判はなく、お褒めの言葉が多かったです。「とっても面白いです。眠くなったことがないのは、この授業だけです」「今学期取った授業の中で一番面白いです」というのも。でも、面白いのが脱線話だと、批判が増えますしね。これからの授業の参考にします。ありがとうございます。来週返ってくるアンケートが心配で、楽しみです。
そのほか今日は、公務員制度の解説で、私の辞令を回覧しました。配置換え、出向、昇任、併任の事例です。麻生総務大臣、竹中総務大臣、小泉総理、安倍総理の署名入りの実物です。学生にとっては、初見だと思います。紙切れといったら、それまでですが。本人にとっては、重い紙なんですよ。

2007.05.19

今日は、講義の4回目。まずは、宿題の講評をしました。予想以上に良いできだったので、良かった点をほめました。しかし、問題だった点(とんでもない誤字、綴じ方、段落をつける・見出しを書くこと、自説だけを主張しないこと、記事の選び方など)も厳しく指導しました。個別に学生の名前は挙げていませんが、それぞれ本人は気がついたと思います。80人近くもいる授業なので、個別指導は無理です。このような指導で、許してください。
今日も、資料やパンフレットを、たくさん配りました。あー、重たかった。今日の授業でお話しできなかったので、次回持ってきてください。
また、白書や各省の情報誌、参考になる本を、授業で回覧しています。表題だけ紹介しても、分からないでしょうし、本屋には並んでいない資料もありますので。分厚くってコピーできないので、回覧することで実物に触れてもらおうという趣旨です。

宿題の採点

提出された75人分の宿題を、採点しました。小泉改革からテーマを選び、それに関連した新聞記事を切り抜き、パンフレットの記述とどのような関係にあるか簡単に記述する、という課題です。
主たる目的は、どのような構造改革があるか知ってもらうことと、新聞記事を見つけ切り抜くことです。新聞を読む癖をつけてもらうため、といっていいでしょう。
予想していた以上の、できばえでした。それぞれ、自分の関心のあるテーマを選び、記述していました。中には、記事を解説し、自らの考えを述べるという、求めていたこと以上のレポートを出した学生もいます。
もっとも、インターネットで記事を検索し、貼り付けた学生も結構いました。インターネットの利用は、事前に質問があったので、許可してはあったのですが。しかも、インターネットの「威力」ですね、数年前の記事まで検索して貼り付けてあったりもします。一つのテーマをさかのぼって探すには、インターネットは良い武器ですが。「新聞を読み、考える」という私の意図からは、外れます。その他の講評は、授業でしましょう。