カテゴリー別アーカイブ: 2018年春学期・地方自治論Ⅰ

慶応大学授業、学生の反応

4月20日の授業で提出された、学生の出席カードに、目を通しました。
ほとんどの学生が、意見や感想、質問を書いてくれています。新聞や本の読み方の指導をしたので、それについての感想が多かったです。
新聞に関しては、「これから読むようにします」という学生のほか、次のような趣旨の記述がたくさんありました。
・新聞のすべてに目を通さなければならないと考えていたので、おっくうでした。そうでない読み方を教えてもらって、安心しました。
・記事が逆三角形になっていることが、わかりました。
・「新聞は有限、ネット記事は無限。だから、忙しいとき、全体を見るには、新聞の方が良い」は納得しました。ネットが無限につながるデメリットがわかりました。
・日経新聞の読み方小冊子「わかる!日経」がためになりました。新聞の読み方を教えてもらったのは、初めてです。
なお、「今週から日経を取り始めました」という学生がいました。

そのほか、次のような記述も。
・先週教えてもらった本の読み方を、早速実践しました。
・「生産の読書、貯蓄の読書、消費の読書」の3分類が、よくわかりました。無自覚で、そのような分類をしていましたが、話を聞いて、より効率的に読書ができそうです。
・鎌田先生の『理科系の読書術』を読みました。いくつかの点にも感銘を受けました。また、本を読むときの気持ちが楽になりました。
・岡本先生でもインターネットが気になって、仕事の邪魔になるのですね。毒だと分かりました。スマホに時間を取られないように、気をつけます。
・(スマートフォンに邪魔されないために)スマホを使わず、あえてガラケーにしている理由が分かりました。
・「集合時間10分前集合」という社会人の基本を学びました。社会人の常識を、もっと話してください。

質問もたくさんありました。これらについての解説と、いただいた質問は、次の授業でお話ししましょう。官僚の仕事や総理秘書官の仕事について聞きたいという要望もありました。それも、授業の合間に、おいおいお話ししましょう。

慶應大学、地方自治論Ⅰ第2回目

今日は、慶應大学で地方自治論Ⅰ、第2回目の授業でした。前回大勢の学生が教室に入ることができなかったので、今日から大きな教室に代えてもらいました。440人が入ることができます。もっとも、2人掛けの机に2人座ると狭苦しいので、快適なのは約200人でしょうか。

資料は180部用意して行きましたが、20部ほど余りました。出席カードは200枚提出されました。この差の40人は、資料を持っていかなかったか(ウエッブサイトに掲載しているので)、それとも・・・・。
どちらにしても、150人を超える学生を相手にするのは、「電圧」が必要です。200枚の出席カードに目を通すのも大変です。
今日は、前回の授業で私の声を聞けなかった学生のためにも、おさらいをしました。そして、日経新聞から提供してもらった「わかる!日経」と「 日経就職サクセスブック」を配って、新聞の読み方を伝授しました。このことは、先週12日の日経新聞夕刊コラム「新聞の読み方」にも書きました。

情報を集めて小論文を書くことの訓練のために、小レポートを課しました。連休中に考え書いてもらうためです。学生たちは、文章を書く機会が少ないです。そこで、このような訓練をしています。それを通して、レポートや事務文書の書き方を教えています。
全員からレポートが提出されると、これをすべて読むのはかなりの労力が必要になります。

授業で紹介した「就職面接を決める話し方」が載っている、NHK「アナウンサーとともに ことば力アップ」テキストは、「2017年10月~2018年3月。前期のバックナンバー」です。

地方自治論Ⅰ、学生への連絡

2018年春学期・地方自治論Ⅰを受講する学生への連絡です。
1 教室は、第1校舎121教室に変更になりました。
2 今日(4月18日)午後に、第2回(4月20日)のレジュメをkeio.jpにアップしましたが、中身が間違っていました。先ほど差し替えたので、注意してください。
指摘してくれたKくん、ありがとう。

慶應大学、地方自治論Ⅰ授業開始

慶應大学での授業が始まりました。
昨年の経験を踏まえて、70人分の資料を印刷して持ち込みました。ところが行ってみたら、120人の教室が満員で、立ち見の学生がいます。今日は授業計画の説明なので、そのまま授業を進めました。
出席カードも足らないので、各自のノートを切って、記入して提出してもらいました。終了後に数えたら、188枚ありました。これでは、座りきれないはずです。「廊下では聞こえませんでした」との記述も。
事務局に話をして、来週からは教室を変えてもらうことにしました。来週の教室は、別途お知らせが行きます。注意してください。

授業計画のほか、本の読み方などもお話ししました。鎌田浩毅先生の『理科系の読書術』を紹介しました。また、学生が本を読まなくなったという調査があるけれど、読んでいる学生はよく本を読んでいること。あなたたちは、この上位15%に入ることが期待されていることなども、話しました。学生の出席カードには、本の読み方に関心があるや、読むべき本を教えてくださいなどの反応が書かれていました。
たくさんの学生が、感想やら質問を書いてくれました。これを読むこと、そして来週の授業でいくつかについて回答を話すことも、これだけの枚数になると大変ですわ。

今日、教室に入りきれなかった学生のために、来週は簡単なおさらいをする必要がありますね。なお、配付資料は、学内用のサイト(keio.jp)に載せてあるので、今日もらえなかった学生は、各自ダウンロードしてください。

2018年春学期・地方自治論Ⅰ

2018年春学期・地方自治論Ⅰ―地方行政の仕組み(金曜日1限)
講義の記録

日本の統治機構は、中央政府において三権に分権されているとともに、地方自治によって国と地方とに分権されています。日本の政治と行政は、中央政府と地方政府によって担われています。
地方自治は、「民主主義の学校」とも呼ばれます。選挙を通じて代表を選び、税金を負担し、教育、清掃、上下水道などの行政サービスを受けます。
地域の暮らしを支えている地方自治が、どのような仕組みで成り立っているか、どのような機能を果たしているのかを学びます。

1 授業計画の説明
2 中央政府と地方政府1-地方自治の意味と機能
3 中央政府と地方政府2-主権の分割
4  中央政府と地方政府3-自治体の多様性
5 中央政府と地方政府4-国の仕事と自治体の仕事
6 中央政府と地方政府5-地方分権
7 自治体の仕組み1―市役所の仕事
8 自治体の仕組み2―市役所の仕組み
9 自治体の仕組み3―議会
10 自治体の仕組み4―条例
11 自治体の仕組み5―地方公務員
12 地域と住民1―住民の政治参加
13 地域と住民2―コミュニティ
14 地方行政の成果と課題

秋学期・地方自治論Ⅱ(自治体と地域の経営)は、役所の経営(特に地方財政)と、地域の経営(地域の課題と取り組み)を学びます。

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