明日19日に、参議院本会議で、福島特措法の一部改正法案が審議されます。衆議院では本会議審議なしで、委員会審議が行われたのですが、参議院では本会議審議も行われることになりました。
よって、今日も、その答弁案作りです。
カテゴリーアーカイブ:災害復興
義援金と寄付金
4月11日の読売新聞が、義援金や寄付金の特集をしていました。それによると、日赤や共同募金会などに寄せられた義援金は、これまでに3,649億円。今も、日赤には、週に1億円が集まるそうです。これらの募金団体を通さず、直接自治体に贈られた義援金は、3県で789億円です。これらは、被災者に、現金で届けられます。
このほか日赤には、世界各国から597億円の寄付金が寄せられ、これは被災地の復興事業に充てられています。例えば、仮設住宅に寄付された電気製品(テレビ、洗濯機など)は、このお金が財源です。日赤を通さない、直接の寄付もあります。3県の自治体で、706億円です。もちろん、物資の支援もありました。
ここに載っていない寄付金や義援金もあります。正確な数字は把握できません。
ありがとうございます。今も、受け付けています。
福島県視察
今日は、復興推進委員会委員のお供をして、福島県に視察に行ってきました。郡山市の子供室内遊戯施設、帰村して復興を進めている川内村、先日、警戒区域が見なおされ一部地域が立ち入り自由になった富岡町です。
ペップキッズ郡山は、スーパーマーケットだった建物を改装して作った、子どもの遊び場です。郡山市をはじめとする福島県中通り地方は、原発事故の影響で、子どもが屋外で遊ぶことができませんでした。現在はその制限は解除しているのですが、まだ心配な方も多く、屋内で遊ぶところが必要なのです。
小さな子どもたちにとって、この時期に体を動かして遊ぶことが、体や動作、そして忍耐力や人間関係を作るとって重要です。家の中にいるだけでは、テレビゲームをして、おやつを食べて太ってしまいます。私たちが子どもの時、普通に遊んでいたことが、重要だったのです。その普通のことが、この子たちはできません。
ただし、このことは、程度の差はあれ、今の全国の子どもたちに言えることです。学校の校庭を開放しているだけでは、小さな子どもは遊びに行きません。体育館を作っただけでもダメです。子どもと親が、「行こう」という気になるような場所でなければならないのです。菊池信太郎先生のインタビュー。
ここは、施設を作り遊具を置いているだけでなく、指導員がいます。今日も、大勢の親子、あるいはお爺ちゃんと孫らしい人たちで、大賑わいでした。
3月に復興推進員のメンバーが入れ替わったので、新メンバーでは初めての現地視察でした。私も、3月は視察がなかったので、久しぶりの現地でした。
三春町の近くを通ったのですが、もちろん滝桜は見ることができませんでした。しかし、車窓から、あちらこちらに桜、しかも枝垂れ桜を見ることができました。
復興、企業の貢献
今回の大震災では、企業が大きな貢献をしています。復興庁のホームページでそれを紹介していましたが、今回、応急復旧時と、復旧復興時に分けて再整理しました。現地での状況の進展に従って、企業に期待される内容が変わってきているからです。
原発事故の真相と東電対策、その2
「今回の大震災は、地震津波災害と原発事故という、全く別の災害を含んでいます」と書きました(4月5日の記事)。発災後直ちに復旧に入ることができる地震津波災害に対し、原発事故はまだ終わっておらず、汚染の強い地域では復旧に入ることができません。
もう一つ、この本を読んで思ったことがあります。この本は、表題の通り、第一原発の事故を取り上げています。対象が、原発と東電、さらにエネルギー政策に絞られています。
私は、原発事故は、2つの側面があったと考えています。一つは、原発事故の収束と後始末です。もう一つは、被災者の生活再建と被災地の復興です。この本は前者を中心に書いてあって、被災者には筆が及んでいません。他方、私の仕事は後者だったので、この本に教えられることが多いものの、何か足りないなと感じたのです。
災害論として取り上げる場合、事故の収束と同様に重要なのは、被災者支援と被災地の復興でしょう。東電の救済もテーマでしょうが、被災者からするとそれよりは、賠償や生活の支援、被災地の復興が重要なテーマでしょう。そちらは、まだまとまった報告や著作が出ていないようです。
なお、同じく第一原発事故を詳しく取り上げたものに、船橋洋一著『カウントダウン・メルトダウン』(2012年12月、文藝春秋)があります。船橋さんの取材を受け、私も取り上げられています(下巻p332)。