日本語を表記するのに、何種類の文字と記号を使うと思いますか。通常は、ひらがな、カタカナ、漢字ですよね。NHK(日本放送協会)サイトの「やさしい日本語 日本語の文字」にも、次のように書かれています。
「日本語には3種類(type)の文字があります。ひらがなとカタカナと漢字です。」
しかし、違います。この文中にもtypeとあり、NHKも通常は日本放送協会とは言いません。アルファベットなしでは、日本語は書くことができません。日常の文章、例えば新聞ではNHKと表記します。日本放送協会自体が、そのように書いています。国語辞典では「エヌ・エイチ・ケー」と書いて、検索します。巻末にアルファベット単語が並んでいる辞書も多いです。
「日本語は、漢字仮名交じり文で書く」と教えられましたが、変更する必要があるでしょう。「漢字仮名アルファベット交じり文で書く」と。
携帯電話で文章を打ち込む際に、わかります。文字の変換で、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、アラビア数字を選択します。このほかに記号や符号、ローマ数字もあります。
ところで、JRも悩む単語です。JR東、JR東海など個別の会社は、東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社という漢字表記があるのですが、JRは漢字と仮名に置き換えることができないのです。
ウィキペディアには、「日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化により1987年に発足した鉄道事業者の統一的総称。6つの旅客鉄道会社と1つの貨物鉄道会社などから構成される。全体としてJRグループ(JR-GROUP)とも呼ばれる」とあります。
「変な日本語、カタカナ語」「カタカナ語乱造者」